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平均化訓練を振り返る

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振り返り記事をまとめています。 時系列は前後しています。
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2021年7月の記事一覧

貴方が誰だかわからない

貴方が誰だかわからない

平均化訓練は生まれたてのメソッドであり、これから先生も含めてみんなで知恵を出し合い、工夫を重ねて育てていくものだ。
僕は当時(今もです)そう思っていて、参加者の立場はフラットであるという気でいた。
そもそも平均化訓練自体がそんな関係を目指す仕組みの上に成り立っていると感じる。
何より「この場にいる人は皆、平均化訓練がしたくてここに集まっているのだ」という頭でいた。
そんな素朴というか暢気というか、

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誰何

誰何

自己紹介は難しい。
「平均化訓練がしたくて来てます」でいいかと思っていたがそうもいかない。
何しろ熱心な人も多かったし、平均化訓練にかける想いというものがあればそこがぶつかることもある。
お互いに正体不明の相手で、自分のことをどう相手に伝えればいいかも手探りだった。

まず自分がここにいる由来をどう伝えたらよいのか。
「たまたま偶然ここにきた」ではすまないことが多かった。
それだけではこちらの手の

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僕が誰だかわからない

僕が誰だかわからない

「我々に不用意に近寄ると火傷をするぞ」と言われた。

こんな漫画の台詞みたいな言葉を向けられるとは思わなかった。
言葉の威勢の良さに反してこれはマクドナルドでコーヒーを飲みながらの一幕で、それもあってなんだかシュールな気分になった。

僕はそんな言葉では動じない。
でも動じなかったのが不味かった。
結局その後ずいぶん長いこと説教された。

平均化訓練はもともとシステマを学んでいる人達の勉強会から始

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