【台湾同性婚】配偶者ビザがダメなら、就業ゴールドカードで！
大家好！みなさん、こんにちは！
一條心です。
シンガポールから日本に帰国して早数ヶ月。15年ぶりの実家暮らしでファミリータイムを満喫しつつ、せっせと台湾に行く準備をしていました。具体的には①ビザの確保、②起業の準備です。
今日は①ビザの確保についてお話します。
今、僕は「就業ゴールドカード」を取得して台湾に行こうとしています。就業ゴールドカードは、労働許可と居留証がセットになった外国人向けのビザ制度で、一定の条件を満たすことで申請でき、最大3年、在留資格と就労許可が与えられます。（お金があればニートもOK笑）
▼就業ゴールドについて詳しく知りたい方はこちら
なぜ就業ゴールドカードなのか？それは、
①台湾の彼と同性国際婚ができず配偶者ビザが取得できない
②現地企業に就職せずに、起業するつもりでいる
2019年に同性婚が実現した台湾ですが、同性婚ができない国籍の外国人との結婚は認められない状態（2021年9月現在）が続いています。配偶者ビザが取れれば、一番融通がきくのですがその選択肢がありません。
最も一般的なのは現地企業に就職して取得する就労ビザですが、今回の移住にあたっては、いずれ現地で事業を起こして生計を立てていこうと考えていました。そもそもコロナで5月頃から外国人のビザ申請が全面的に停止されているという背景もあり、国外から遠隔で法人設立の手続きや、それに絡む起業家・投資家ビザを取得するのは困難でした。
「就業ゴールドカード」これは在留資格と就労の自由がセットで、しかも税制優遇もある魔法のカード。名前は聞いたことあったのですが、なにか特殊技能があるごく一部の人だけのものというイメージがありました。でも、よくよく調べてみると取得者の6割が「経済」分野、そして、その条件が「過去3年間の会社員としての平均月収が16万台湾ドル（約64万円）以上」であること。え！普通の会社員でも応募できるじゃん！しかも国外からでもオンラインで申請できる。これだ！
善は急げということで、数日で書類を揃えて、2021年4月27日にオンラインで申請しました。申請サイトの必要事項を記入して、添付ファイルとして提出した書類は下記の通り。必須なのは給与証明とパスポートだけでしたが、履歴書や自己PRを兼ねた職務経歴書なども合わせて提出しました。
▼必須書類（英語・中国語以外の書類は翻訳が必要）
・給与証明（過去3年分の源泉徴収のコピー）
・パスポートコピー（半年以上の有効期限）
▼補足資料（必須でない）
・履歴書
・在籍証明書
・職務経歴書（自己PR資料）
注意事項としては、給与証明は、基本的には各国の源泉徴収しか認められないということです。僕は過去6年間シンガポールに駐在していて、収入がシンガポールドル建てと円建ての両方あり、複雑でした。なので会社にお願いして、給与証明書を発行してもらって提出したのですが、結局はシンガポールの源泉徴収にあたる書類が金額的に条件を超過していたので、それを提出し直しました。
4月27日に初回申請、6月3日に源泉徴収の追加資料要求がきました、提出期限は通知から30日以内。2週間くらいかけて、わたわたとシンガポール・日本本社と連絡をとって、源泉徴収の書類を追加提出したのが6月中旬。
「経済」分野で申請した場合、審査は移民局と経済部の両方で行われるのようなのですが、再提出後すぐに経済部のお兄さんから電話がかかってきて、書類はOKだから、あと数週間待っててねと言われました。
その後もう一度電話がかかってきて、「就業ゴールドカードの受け取り場所」を台北→大阪に変更するように促されました。コロナの入国制限でゴールドカードを取得してからでないと入国できないからだそうな。何度も電話くれるなんて、お役所なのにとっても親切！
7月15日、パスポートチェック（ゴールドカード発行前の最終手続き）に進める通知がきました。場所は事前に修正しておいた台北駐大阪經濟文化辦事處。パスポートチェックさえ終われば、20日ほどでゴールドカードが発行されるらしいのですが、コロナで新規ビザ申請が停止しており、このゴールドカードのパスポートチェックも停止中。電話もしてみましたが、やはり停止中とのこと、そしてそのまま本日に至ります。
もともと、年末頃に渡台しようと計画していたので、スケジュール遅れているわけではありません。しかし、コロナ警戒レベル2級の延長が永遠と続いているので、そろそろデッドラインが近づいてきました。
さてどうするかな…
今はコロナによる渡航制限と外国人の入境制限で、国際結婚の手続きを行うこと自体が難しいですが、台湾人と日本人はそもそも国際同性婚ができるよう法整備がされていません。台湾側ではすでに法修正案が提出されており、時間の問題ではあるのですが、いつになるかわかりません。
今回は就業ゴールドカードを取得して渡航しようとていますが、まだ発行に至っているわけではないので、完全には安心できません。また進展があったら、続きをお話ししますね。
▼就業ゴールドカード、どんな国籍・分野の人が取得しているのか知りたい方はこちらの記事をどうぞ
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