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#月刊撚り糸 6月のテーマ『花を買って帰ろう』公開しました。


毎月7日にテーマに沿った小説を公開します。また同テーマにて創作を募集し、一緒に楽しめたらと思っています。
6月のテーマは『花を買って帰ろう』です。



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全投稿作品を載せています。
Twitterにて書かせていただいた帯とともにどうぞ。


1、拝啓、サンスベリア。

心を偽る、なんて意識しなくたってできてしまうのが人間だから、どれが本当の気持ちだったのかも簡単に見失ってしまう。ゆっくり取り戻していけたらいいな、大切な誰かや、思い出と一緒に。


2、花を買って帰ろう

花とお昼寝と不思議な物語。
ヒマワリにいざなわれてたどり着いた結末は、ちょっぴり自分に優しくなれそうな一日でした。


3、薔薇とラベンダーとブルースターと

長く付き合った大切な相手だから、能動的に関係を変えるのは容易じゃない。曖昧になって、慎重になって、それでもわかってほしくて。ブルースターに込められた決意が実を結びますように。


4、あなただけ、見つめてる(2021.6.7)

「彼女が色っぽくなった理由」への好奇心と疑念が渦巻く。
なにかあるんじゃないか、でも彼女のことは信じたい、なんて、罪な恋の連鎖は続いていく。

※百瀬七海さんの作品は連作になっています。下記マガジンからぜひご覧ください。


5、蒲公英の一輪挿し/ショートショート

愛の時間は終わっても、触れ合った体温も、差し出された一輪のことも、決して忘れることはなくて。
彼女の中にひっそりと、美しくあり続けたんだろうなぁ。


6、【短歌】花言葉は知らないから。

短歌の世界はとても広くて、深くて、道に迷ってしまいそうだと思った。でも言葉遊びも、音を選ぶのも、みんな楽しくて自分が迷子だって気づかなかった。


7月のテーマ告知


それでは来月のテーマ告知。

7月のテーマは『知り合いが言ってたんだけどさ』です。

一緒に楽しめたら嬉しいです。

ご興味のある方はコメント欄、Twitterにてリプ・DMなどで教えて下さい*


書かれなかったあとがき


『場を作る』という言葉を耳にする。

それは文字通り物理的なスペースを作ることだったり、そこにお店やサービスを置くことだったり、または人を集めることだったりするんだろうけど。

最終的にイメージするのは、たくさんの人がそれぞれに楽しみ、話し合い、盛り上がり、次に繋がっていくことだな、と考えたりする。

手に取れず、また目に見えないことを目的として、いうなれば人の心になにがしかの動きがあることを目標にしているのかもしれない。

小難しいことはわからないけれど。


自分の手の届く範囲のことくらいはうまいことできる、と思いきや、実のところそんなことは全然なくて。

だって友達関係でも、仕事関係でも、嫌なことは当たり前に起こるし、たぶん嫌な思いもたくさんさせているだろうし。ままならないものだ。

でもできることなら、いつも快適に過ごしたいし、快適に過ごしてほしいとは思っているから、会社の人とすれ違ったら必ず挨拶するとか、定期的に友だちを遊びに誘うとか、そういう心がけをしてみるわけで。

そういうのも、ある意味では『場を作る』ってことなのかもしれないな、と思う。それがどれだけ小さくて、大したことがなくても、『場を作る』っていう意味では案外意味のあることで、いつかそれが活きるときがくると信じてみる。


そういうわけもあって、今回の#月刊撚り糸 には短歌を出してみました。楽しんでもらえたかな、どうかな。でもわたしが小説ではないものを書くことで「あ、そういうのもありなんやぁ」と思ってくれる方がいたらいいな。



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