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リワーク日記85 業務を自動化するとお仕事のメンタルヘルス対策になるか試してみる

もうすぐ年末ですね。もう今年も終わりだなぁと感じさせられます。2023年の総集編はまた別の機会に書くことにしますが、激動の1年でした。間違いなく人生のターニングポイントになった1年だったと言えそうです。

例の繁忙期&人手不足による忙しさはだいぶマシにはなってきてはいます。ピークを越えて業務量自体が落ち着きつつあることが大きいですが、業務にもいくらかは慣れてきていますし、少しずつロジクールのキーボードのSmart Actions機能を使って業務の自動化を進めていることも時間的余裕を生むことにつながっています。

ロジクールのSmart Actionsというのは、ロジクール製の対応キーボードで特定のキーを押すだけで登録した作業を自動で実行してくれる機能のことです。ExcelのマクロやMicrosoft Power Automateのようなものですね。

こういう業務の自動化って本当に楽しいです。今まで自分で手動でやっていたことをボタンひとつで自動でやってもらえるのは快感です。実際に目に見えて手間が減るのも嬉しいですし、複雑なプログラミングスキルを要せず利用できるのも助かります。

そして何より、何も考えなくて良いのが素晴らしいです。繰り返しの単純作業は面倒臭いというだけではありません。何かをする時、私はいちいちこれで良いのかと考え込んでしまう癖があり、それが心に疲労を蓄積させ、1日の終わりにはへとへとになってしまうのです。しかし業務を自動化すれば考える必要がなくなるので心の消耗を避けることができるのです。たとえ小さな消耗であっても蓄積すれば影響は大きいですから、私にとってはこれも立派なメンタルヘルス対策だと思っています。昨日よりも今日の方が業務が楽になるという体験もメンタル面で良いです。お仕事を辛く苦しい体験から、簡単で楽にさばける体験に変換するのは素晴らしいことです。私もまだまだ使いこなせていませんので、もっと使ってもっと業務体験を向上させ、時間的余裕を生み出したいです。

ただ、それでも全く手をつけられていない業務がいくつもあるので、パンク状態は解消されていません。疲れもなかなか取れませんね。いつも眠いのですが、これが疲労のためなのか、それとももともとの睡眠下手の遺伝子のせいなのかはよく分かりません。

一方で、曲者の取締役は休職者のカバーのための実務対応に追われて、私に横槍を入れる暇がなくなったのか、最近は静かなので随分精神的に平穏です。多忙な職場では業務負担に手一杯になるので人間関係トラブルが軽減され、逆に暇な職場では業務の負荷が減る代わりに人間関係トラブルが増えるという法則を思い出します。どちらにせよ何かには苦しむことになるあたりが人間という生き物の悲しさです。

さて、繁忙期はフィナーレに向けて追い込みに突入していて、そろそろ最後のひと悶着の段階に差し掛かってきています。実際にはその後に更に食い散らかしたあとの後始末という非生産的なステージも待っているのですが…、ともかくあともうひと踏ん張りです。

しかしそうこうしているなか早くも来年の春向けの別のお仕事が発動し始めてきており、そちらの対応もしなければなりません。あちらの仕事が終わればこちらの仕事が始まる…、終わりと始まりが同居するこの時期には『もののけ姫』のシシガミ様を思い出します。まるでダイダラボッチから逃げ惑うかのように、必死になって新たなお仕事を抱えて走ろうとしますが体がついていきません。子どもの運動会で20年ぶりに全力で走るも足がもつれてあえなく盛大に転倒するお父さんのような状況です。やっぱり忙しいです。前のめりの若き心と衰えた体の同居…、砂埃を巻き上げてすっ転んだ偉大なお父さんはきっとシシガミ様に踏みつけられつつあるのですね。ああ、休みたい。

ただ、喜ばしいことにプライベートでも気持ちの余裕がいくらか出てきていて、お家の中の観葉植物を増やすことができました。これでまたお家の環境が良くなりました。嬉しいですね。もっと進めていくつもりです。これからもうちはどんどん緑に囲まれ溢れていきますよ。まるでシシガミ様が歩いた後のように。緑に囲まれて暮らすのが私の夢でしたからね。ちなみに、いま最も必要な園芸用品はホウキとちりとりです。枯れ落ちた葉っぱを回収するためです。今年の夏も暑かったですから、観葉植物の葉の痛みも大きい気がします。掃除しないと。

ところで先日、会社の全国会議がありました。リモートで半日かけて行うものですが、半日って長いようでけっこう短いんですよね。全国をつなぐわけですし。やらないよりはマシでしょうけど、よほどテーマを上手に設定しないと表面的な話だけ駆け足で触れて終わりになってしまったり、各自が言いたいことを次々に言ってたら時間切れで議論が深まらないということにもなってしまいがちです。

私は具体的な案を提示しつつ、その制約条件となっている現状の業務パンク問題についてもセットで話しました。会社は早くこの問題を解決しろ、話はそれからだ、という意味です。もう知らなかったとは言わせません。

実際、この問題を解消しない限りは、この会社の更なる成長はあり得ません。極端な人手不足の解消、業務分担の見直し、メンタルケアの強化を避け続けるなら、5年後にこの会社の経営責任者は目標から程遠い惨憺たる結果を突きつけられる事になるでしょう。そのときになって他人のせいにしてはいけません。きちんと人に投資する会社のみが成長します。前のめりになる気持ちを抑えて、衰えつつある身体も冷静にケアすべきなのは会社も同じです。しかし、人間は転倒するまで誤りを認められず方針転換もできないものです。願わくば、シシガミ様に命を座れる前に手を打ってもらいたいものです。いつの時代も人間の抱える課題は似たり寄ったりですね。

それはともかく年末に向けてあともう少し頑張ります。もちろん無理をする気はありません。ダウンせず年末年始を迎えられれば2023年は百点満点です。ですから絶対に無理はしません。皆さんもぜひ自分を大切にして年末を目指しましょう。次回も楽しみにして下さいね。

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