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リワーク日記44 うつで休職中だけど転職活動する人が変えるべき発想

我ながらよく頑張っていると思います。リワークに通って模擬業務をこなしながら求職活動に取り組んでいるのですから。

え?模擬業務ってそんなに大変なの?別にやれなければ放っておけば良いんじゃないの?と思った方もいらっしゃるかと思いますが、私の通うリワークの模擬業務は施設の企画運営の一部を担うものなので、影響と責任が発生するのです。「模擬」とは言うものの実際には本物の業務なんです。だから社会復帰に向けた訓練になるんです。

いや、よくここまで来ました。最初はうつで1日中寝込んでいただけなのに、リワークに毎日通うようになり、次第に訓練プログラムをこなして活動量を増やしてきて、模擬業務までできるようになり、そして今では模擬業務と並行して求人活動で日々面接を受けているのですから。

本当に働いている時と変わらないような忙しさを感じる場面もあったりします。求職活動は大変ですが、それでも前向きに取り組めているのはとても嬉しいことです。

リワーク日記の転職活動編はまだもう少し続きます。

それではまたいつものように求人応募状況をご報告します。

求人応募状況(2023年2月25日時点)

応募総数 335社
書類選考中 13社(4%)
書類通過総数 9社(3%)
書類落選数 313社(93%)
1次面接選考中 1社(0%)
1次面接通過総数 1社(0%)
1次面接落選数 7社(2%)
2次面接選考中 1社(0%)

いよいよ書類落選が300社を超えました。落選通知を見るのが日課になっている今日この頃ではあるものの、300社という数字はずしんと響きます。若干の疲労感を覚えるのは否めませんね。

応募数も伸び悩んでいますが書類通過数も伸び悩んでいます。今の時期は1年で最も企業の書類選考スピードが速いそうですが、応募翌日に不合格とされると怯んでしまいます。それより今週受けた2次面接が合格していると良いのですが。

さすがに2週間のうちに6社も面接をすれば、いやでも面接には慣れます。もう毎回入念に準備をしなくても面接に臨めるようになりました。過去の面接経験を織り込んだ上で、自分の話すべき内容や流れが固まってきました。そして相手企業に合わせた話し方をするより、自分の話に合う企業を探すスタンスに自然と変化してきました。

相手企業が求めることを踏まえて話をするのもテクニックのひとつとしては有効でしょうし、転職エージェントからもそう推奨されます。しかし、無理をして企業側に合わせて合格しても、入社後に苦労するのは自分です。あくまで自分に合う企業を見つけるという意識が重要だと思います。とは言っても、自分が重視するポイントについては譲らず、自分が譲っても良いポイントについては相手企業に合わせるというスタンスが現実的でしょうけれど。

おかげで今週の2次面接ではあまり緊張することなく話ができました。私も先方も双方がよく理解を深められたという印象を抱きました。そして改めてうつによる休職について聞かれましたが、経緯などを説明したところ、これもよく理解してもらえました。

やはり会社によってかなり反応が違いますね。もう確信しました。世の中には、メンタル不調経験者に理解のある会社と理解のない会社があります。私と同じ立場にいる方々は、理解のない会社は可能な限り相手にせず、理解のある会社を探すことに集中すべきです。

ただでさえ選考では厳しく能力・経験を精査されるのに、うつ経験をマイナス評価するような会社に関わって時間も労力も浪費していては求職活動が進みません。このシリーズでもお伝えしてきた通り、うつ経験をネガティブに捉える企業との面接経験を踏まえると、そんなものに付き合う時間は無駄でしかありません。うつ経験を気にしないか理解を示してくれる会社をできるだけ多く見つけて話をすることでこそ求職活動が進みます。

そうは言っても、どの企業がうつ経験を嫌がるか気にしないかは求人票を見ただけでは分かりません。ですが、「休職中」と記載した履歴書を送れば、かなりの確率で企業側の方から態度をはっきり見せてくれます。私たちは書類選考を通してくれた企業とだけ話をすれば良いのです。その代わり履歴書をたくさん送る必要があるという点は、洗練されておらず非効率に見えるかもしれません。それは確かにその通りで、手当たり次第に応募しているようであまり優れたやり方とは言い難いでしょう。しかし、私は少し発想を変えてみると良いと思っています。

企業は応募者をたくさん集めて、その中から採用したい人を選びます。こちらも、たくさん候補企業を集めて、その中から入社する会社を選ぶべきです。その観点から言うと、履歴書を送るのは「応募」ではありません。単に多くの企業に自分についてのチラシを配布しているのと同じです。そのチラシを見て興味を持ってくれた企業が連絡をくれて、面接という話し合いが始まるのです。

一般に、何千、何万とチラシを配っても、反応はごくわずかです。私たちも反応を得たいなら、大量に広告チラシを配る必要があります。でもたくさんチラシを配るのは大変だと思う人もいるでしょう。ですが、そのための転職エージェントです。エージェントを活用すれば、チラシの配布はワンクリックで完了します。実際の「応募」手続きは彼らが代行してくれます。履歴書と職務経歴書をいちいち作って毎回送付するような労力はかかりません。私たちは、面接で話す内容を準備することに集中すれば良いのです。

書類不合格の通知が来ても、いちいち思い悩む必要はありません。最初は刺激が強いと感じますが、普通、ほとんどのチラシはゴミ箱へ直行です。求人応募の場合は普通のチラシと違って、企業が律儀に私の送ったチラシをゴミ箱に捨てたと連絡をくれます。連絡をくれること以外はごく普通の現象です。だから不合格通知を気にする必要は全くありません。私の場合はチラシを送った企業のうち3%が会って話をしてくれます。上出来です。どんどん履歴書を送っているだけで百点満点です。

ですから洗練されてはいませんが、気にせず自信を持って続けて良いのです。300社から不合格通知を受け取っても異常事態ではないので、私と同じくうつで休職中だけど職を探そうとしている方はぜひ臆せずチャレンジしてみてください。

私もまだ転職先は決まっていませんけどね。このやり方の正しさを早く証明したいです。

ということで、来週も面接が控えていますので、引き続き状況を報告していきたいと思います。

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