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2023東京スワローズ雑感

こんにちは、中国棒球_maniaです。
本記事では、2023年の東京ヤクルトスワローズの選手について頭の悪い人間が特に根拠もない雑な感想を述べていこうと思います。
長くなってしまいますが、便所の落書き程度のものだと思いお読みいただければ、と思います。

投手

11 キオーニ・ケラ
☆☆☆☆☆(7月に退団)

大リーグ通算243試合登板の実績を掲げ入団も、なかなか状態が上がらず二軍でも打たれ続け7月で退団。フォークの習得を試みたり頑張ってはいたが、全盛期はとっくに過ぎていたのでまあ仕方ない。

12 石山泰稚
★★☆☆☆

開幕からセットアッパー(7回)で投げ好投を続けていたが、体調不良で離脱し復帰を急いでしまいそこからは炎上続き。結局24ホールドをマークも防御率4.40でシーズン終了。以前よりもストレートのスピードが出ていないので、モデルチェンジが求められるのかな、という感想。

14→40 高梨裕稔
★☆☆☆☆

開幕ローテからは外れたが4月中旬に今季初登板初先発。2登板目では途中まで好投も、1勝もできずに二軍再調整、後半戦はリリーフで一軍復帰し18イニング防御率1.00の好投。背番号が変わる来年は先発リリーフどちらで始まるかは分からないが、リリーフ適性が見出せたのは良かった。

15 山下輝
☆☆☆☆☆

キャンプの途中で離脱、そして怪我が長引き2軍でも最終戦まで登板せず。フェニックスリーグでは少しずつ投げ始めていて、フォームも少し変わっていた。来年は先発である程度投げて欲しいが、投げれるかな。

16 原樹理
☆☆☆☆☆

昨年8勝もキャンプから出遅れ、7月末に一度一軍合流するも結局一軍登板0で終了。中々完全に定着できないね。そもそも去年の途中からスピードが遅くなってるし、スライダーが決まらない。来年がラストチャンスだと思うので頑張って欲しい。

17 清水昇
★★★★☆

後半戦は打たれたが、WBC予備ロースター入りからの4年連続50登板達成、防御率2点台フィニッシュ。1年を通してストレートが走っておらず、フォークに頼り切る場面が目立った。しっかり休養して力強いストレートを取り戻して欲しい。

18 奥川恭伸
☆☆☆☆☆

結局今年も一軍登板0。「痛くない投げ方」を見つけて頑張って欲しいですね。

19 石川雅規
★★★☆☆

御年43歳のレジェンドも今シーズンはキャリア最少の登板数。オープナー丸山翔大を使ってのリリーフ登板も経験した。中10日での登板が殆どになると思うが、出来る年まで現役を続けて頂きたい。

20 木澤尚文
★★★☆☆

今年も離脱する事なく2年連続の50登板、去年の登板数より1試合増やした56試合に投げた。ただ去年と同じくビハインド時では持ち味を発揮するが、勝ちパターンでの登板だと突発性四球病を発症する機会が目立ってしまった。ドラフト1位で入団し、ヤクルトでは数少ない速球派なので、もっと高いレベルでの活躍を期待しているだけに、そこは少し残念。

21 吉村貢司郎
★★★☆☆

社会人No.1右腕の1年目はまずまずの結果になった。オープン戦で好投を繰り返し開幕ローテーション入り、その後中々勝てなかったが4月末に初勝利。2勝を阪神戦で挙げた後3ヶ月の離脱期間があったのは非常に残念だったが、復帰後も2勝を挙げ60.1イニングを稼いだ。先日のAPBCではリリーフで出力を上げながら非常にいい登板だったと感じている。来年は1年間しっかり投げ抜いて欲しい。

24 星知弥
★★★★★

オープン戦前までは正直全く期待していなかったが、阪神とのオープン戦での最速154km/hからの三者連続三振で私含めハァンの評価を一変させた。開幕後も勢いは止まらず、開幕戦最終回のとんでもない投球、そして開幕三試合目での4年ぶり勝利投手になった。その後一時期停滞し二軍調整になったが、再昇格後はストレートの球威も戻り7回や8回を投げる試合も増え、結局自己最多の47試合で登板した。来年はシーズン通して一軍、そして勝ちパターンに入って欲しい。

26 山野太一
★★★★★

正直一軍で使える目処が立つと思わなかった。全体13番目での指名で入団するも、2年間ほぼ投げれずに育成落ちし、3月にはよく分からない投げ方で投げており、絶望を抱いていたのだが、二軍で好投を続け7月に支配下登録、8月に復帰登板で7回無失点初勝利。その後も勝ち星は挙げられなかったが、試合は作った。来年は登板数を増やし、将来的にローテーションに定着をして欲しい。

28 吉田大喜
★☆☆☆☆(戦力外)

昨季は2登板のみ、今季はローテーション入りを目指したが怪我(?)で出遅れ、復帰後もイースタン、フェニックス通して圧倒的な投球はできず、戦力外となった。ドラフト時より非常に期待していた投手なだけに、非常に残念。現役続行するらしいので、一花咲かせて欲しい。

29 小川泰弘
★★★★★

4年契約3年目はオープン戦で昔のフォームに戻し、完璧なスタートダッシュ、GWの強風吹き荒れた試合で炎上後負けが込み前半を3勝7敗で終えるも、後半は圧巻の7勝1敗で結果的に3年ぶりの2桁10勝(8敗)でシーズンを終えた。毎年しっかり離脱せず入団から11年連続100イニングを達成、本当に感謝。ここ数年は防御率2点台か4点台で防御率3点台は2015年以来。

34 田口麗斗
★★★★★

昨季は全てリリーフで主に火消しを担当、そして今季は退団したマクガフに代わり開幕からフルシーズンで抑えを務め上げた。高い奪三振率に強いメンタルは抑え向きだと思う。来季も残留してくださるということなので、もう一回抑えを目指して頑張って欲しい。

35 杉山晃基
★☆☆☆☆(戦力外)

ドラフト時は速球派として鳴らすも、プロ入り後は球速が低下。今季は出遅れ夏場に復帰も覚醒とはならず、戦力外となった。引退するらしい、お疲れ様でした。

37 エルビン・ロドリゲス
★★★★☆

7月に育成も兼ねて獲得。初登板で初勝利もその後は勝ち星なし。結果は別にそこまで求めておらず、課題となった制球やクイックを改善し、将来的にローテーションに定着して欲しい。来日直前にアクーニャjr率いるブレーブスに3.1回パーフェクトピッチングをしたりしていて期待大。

38 梅野雄吾
★☆☆☆☆(現役ドラフトで中日へ)

今季はキャンプ二軍スタート、5月に初昇格も球威制球共に微妙、夏場に戸田で154km/hを計測し再昇格も5試合の登板に終わった。2〜3年目の某投手コーチによる酷使の影響もあるかもしれないが、球威がずっと戻らない状態が続く。モデルチェンジが必要かな、と私は感じている。中日に移籍することになった。

40 市川悠太
☆☆☆☆☆(戦力外)

特になし。入団時は期待してたけれども。二軍のイニングイーターしてくれてありがとうございました。

41 柴田大地
★☆☆☆☆

最速156km/hの触れ込みで入団も、入団後は球速低下。今季はキャンプ途中で1軍合流、キューバ代表相手に好投もあったが、その後はアピールできなかった。シュートを投げたりフォームを変えたり試行錯誤をしていたが、あまりハマらなかった。渡韓したとの情報があり、SSTCで力強いストレートを取り戻してくれれば、と思います。

43 山本大貴
★★★★★

昨年トレードで加入し、キャンプは二軍スタート、開幕後は昇格、炎上、降格を繰り返していたが交流戦あたりから球速が上がり、左のリリーフとして定着した。42試合で防御率2.55、去年では想像できないステップアップを果たした。個人的にスライダーがすごく良くなったと感じている。来季は継続して活躍する事が求められる。頑張って欲しい。

44 大西広樹
★★★★☆

2021,22と同様回またぎも厭わない起用法で結果を残した。多彩な球種を高い精度で投げる事ができ、回またぎもできるので非常にありがたい投手ではあるが、木澤と同様勝ちパターンになった瞬間ストライクが入らなくなるのが少しいただけない。来季は勝ちパターン入りを目指すことになると思うが、ワイ的には先発で調整してみて欲しい。

45 小澤怜史
★★★★★

キャンプからオープン戦まで先発調整、開幕した瞬間リリーフに回ったが、6月には先発に戻り、そこからほぼ最後までローテーションで投げ切った。2021年9月のサイドスロー転向から非常に目まぐるしい成長を遂げている。今年は球速が落ちたが、しっかりバッターを差し込む事ができ、フォークで空振りも見逃しも取れていたと感じた。来年は先発でのスタートになると思う、ローテーションの枠はいくらでもあるので、自力で掴んで欲しい。あと、ユニフォーム買った。

47 高橋奎二
★★☆☆☆

2021年後半からローテーション定着、今年3月にはWBC出場とかつての有望株が覚醒した、と思われた(ワイも思った)が今年は停滞。WBC球への適応のせいか、球速が下がり、それによってか空振り率も落ちてしまった。来年は頑張って欲しい。

48 金久保優斗
★☆☆☆☆

昨季は3登板のみ、今季は怪我で出遅れ。6/20の楽天戦に先発し、ショートスターターで4回無失点の好投も、その後はまた離脱もあり一軍登板はこの1試合のみ。打球直撃以降、なかなか状態が戻らない。ワイ的にはシンカーを捨てて球種を絞り、ショートイニングからやり直したらどうか、と思っている。まだ若いが来季で7年目になるので、そろそろ結果が求められる。渡韓したとの情報があり、SSTCでの魔改造、期待している。

49 成田翔
★★☆☆☆(戦力外)

現役ドラフトで加入。オープン戦で佐藤輝明から三振を奪うも開幕二軍。4月末に昇格し2試合無失点も3試合目で2失点し、それが最後の一軍登板となった。二軍でも防御率5点台と苦戦したが、後半は少し球速も上がり、まだ見込みはあると思っていたので、戦力外は少し驚き。トライアウトでは好投したらしいので、次のステージを期待している。

52 尾仲祐哉
★☆☆☆☆

阪神を戦力外となり今季加入。ドラフト時に追っていたことも獲得の一因かもしれない。キャンプから一軍スタートでオープン戦でも起用されていたが、失点を重ね開幕二軍スタート。ただ4月上旬に昇格し、ピーターズが登板回避した4/8の阪神戦で移籍後初登板プロ初先発。敗戦投手となったが3回1失点の力投だった。ワイ的にはスピードがなくて空振りの取れないマクガフ、という印象。

53 長谷川宙輝
★☆☆☆☆

怪我から昨季復帰を果たし今季はオープン戦は無失点も開幕二軍。5月に初昇格も防風吹き荒れる神宮で炎上し、一軍登板はその1試合のみ。6月にも一軍昇格を果たしたが、登板はなかった。二軍では防御率2点台も、制球難がネックか。来季はなんとか一軍のブルペンに割って入って欲しい。

54 サイスニード
★★★★☆

今季は7勝と去年の9勝から勝ち星は減ったが、初完封を含む2完封を記録した。来日当初は60球程度でスタミナ切れしていたが、年々レベルアップし、完全に先発投手として一本立ちした印象。日本で覚えたスプリットもチェンジアップと違う変化で空振りも取れて決め球にもなるボールになった。また、来日当初は本当にバットにも当たらなかった打撃も今季は本塁打を記録。こちらも年々レベルアップしている。あと、サイスニードおすすめのミスドのゴールデンチョコレートはかなり美味い。

56 坂本拓己
★★★★★

北海道の知内高校から入団。高卒1年目ということもあり、間隔を空けながらの登板となったが、二軍では15.1イニング防御率1.76の好成績。投げている姿をあまり見た事がないのでアレだが、ストレートに力があり、スライダーも良さそう。来年は少しでも一軍で投げる事ができれば良いと思う。

58 阪口皓亮
★★★★☆

7月にトレードで加入。まず球が速い。あとカッターやカーブが有効で、リリーフで活躍した。回またぎをこなす試合もあり、フェニックスでは先発もしたが、途中から登板がなかったのが気がかり。

61 久保拓眞
★☆☆☆☆(戦力外)

昨季は後半戦に一軍定着、日本シリーズでも登板を果たし、今季は通年での活躍が求められた。しかしオープン戦から失点を重ね開幕一軍もすぐに降格。5月に再昇格も5試合の登板に終わり、二軍でも苦戦。戦力外となった。今季は制球でくせんしており、もともと球威はないので厳しい投球が続いた。次のステージでも頑張って欲しい。

62 竹山日向
★★☆☆☆

昨季最終盤にプロ初登板、今季はキャンプ一軍スタートで監督よりキャンプMVPに指名された。しかし実戦では結果は残せず、また二軍では球速も低下し、やや停滞した印象。フレッシュオールスターでは力強いボールを投げ込んでいた。実戦で投げる間隔が空く期間もあり、何かを重点的に鍛えていたかもしれない。来年は一軍に食い込んできて欲しい。

63 ディロン・ピーターズ
★★★★☆(退団)

今季の先発では本命の新外国人。期待通りオープン戦で結果を残し開幕2戦目に先発、6回無失点と結果を残すも次週に登板回避。復帰後も安定した投球で6勝を挙げ、18試合全てで初回無失点、球団記録の16試合連続で5回を投げ切った。ただ怪我で帰国しそのまま退団。パフォーマンスは素晴らしかったが、稼働率が低かった。KBO移籍の噂が出ているが、韓国でも頑張って欲しい。

64 大下佑馬
☆☆☆☆☆(引退)

2021年にサイドスローに転向し日本一に貢献も昨季は途中で離脱、今季は開幕から不振でシーズン途中から登板なし、イースタンリーグ最終戦で久々の登板、上から投げて引退試合のような雰囲気だった。ドラフト時は叩かれたが、ヤクルトのドラ2としてはかなり貢献した方だと思う。6年間お疲れ様でした。

67→013 嘉手苅浩太
★★★☆☆

1年目の6月にイースタンで152km/hを計測も、昨季は伸び悩み、今季も一時期120km/h台まで球速が落ちた。しかし島田貫任トレーナーの下徐々に球速を取り戻し、145km/hまで回復した。そして終盤やフェニックスリーグでは先発でゲームを作る試合もあり、来季から育成だが期待が持てる内容になった。

68 丸山翔大
★★★★★

ドラフト時に大手企業の内定を辞退し入団。1年目は二軍でまずまずのパフォーマンスも昨年は球速低下、チーム事情で先発も務めたが結果は残せなかった。今季はリリーフに戻り、球速は回復してきたが二軍でも微妙なパフォーマンス、しかし4月末に支配下登録されると徐々に適応し、まずまずの結果を残した。長身が特徴だがサイドハンド気味で投げ下ろすという感じではないが、ストレートに力がある。ウィンターリーグにも参加し好成績をマークした。来年は登板数を増やしたい。

69 今野龍太
★★☆☆☆

2020年に楽天から加入、2021年は7回の男として優勝に貢献も、昨年は持ち味のストレートが勢いを無くし、今シーズンも戻らなかった。しかしストレートが使えない中カットやカーブを中心に打者のタイミングを外して打ち取るテクニックを手に入れつつあるとワイは感じている。何とか復活して欲しい。

99 ライネル・エスピナル
★☆☆☆☆(退団)

昨季オフの早い段階で獲得発表、獲得時からクイックをはじめ様々な懸念点が指摘されていたが、悪い予感は当たってしまった。スピードこそそれなりに出るが、オープン戦から制球に苦しみローテーション争いから早々に離脱、リリーフに回り5月に昇格、2試合無失点も3試合目に四球連発からの被弾でこれが最後の登板となった。ユニフォームで明治神宮に行ったり、ミエセスとインスタライブしたり面白そうな人であり、優しそうな人ではあったので、活躍して欲しかったが、残念だった。

012 近藤弘樹
★★★★☆

2021年5月26日以来実戦から遠ざかっていたが、6月の練習試合で復帰。その後もファームで登板を重ね、16試合で防御率1.13をマークした。球速こそ140km/hと2年前ほどのスピードは無いが、シュートで打者を差し込む投球は以前と変わらない。新球カーブを覚え、支配下復帰、そして一軍登板を目指す。本当に帰ってきて欲しい。

014 鈴木裕太
★☆☆☆☆(戦力外)

2019年入団も一軍登板がないまま昨季オフに育成契約。球速がなかなか上がらず、制球も安定しないという課題が今年もクリアできず、戦力外となった。

015 沼田翔平
★★★★☆

巨人を戦力外になり今季入団。序盤はイースタンでも打ち込まれていたが、夏場あたりから適応し始め、終盤は二軍のエースとして奮闘した。140km/h台中盤のストレートは力があり、スライダーなどの変化球の精度も上がってきたと感じている。来季は支配下を目指して頑張って欲しい。ウィンターリーグでも先発で奮闘しており、期待が持てる。あと、顔が良い。

019 下慎之介
★★☆☆☆

昨季は特に後半、鋭いスライダーを武器に奪三振を積み重ね、二軍のエースとして奮闘、育成3年目の今季は支配下を目指すところだったが、苦戦。制球難に苦しみ、シーズン途中にサイドスローに転向した。シーズン終盤は登板がなかったが、フェニックスリーグで登板、失点を重ねたが、これから新フォームをモノにして欲しい。


捕手

27 中村悠平
★★★★☆

シーズンの成績は今ひとつだったが、何よりWBCでの貢献を加味しての星4評価。WBCでは日本の顔として大谷より高いOPS1.351で世界一捕手となった。また、韓国戦では3点ビハインドの3回無死一塁で四球を選び、逆転に繋げた。また、ワイが観戦したオーストラリア戦では3安打猛打賞の大活躍。そして決勝ではフルでマスクを被り、アメリカ打線相手に初めて組む大谷を含む7人をリードし2失点にまとめ、世界一に輝き、里崎智也、城島健司と肩を並べる結果になった。シーズンにはあえて触れない。

30 西田明央
★★☆☆☆

ベテランの域に差し掛かるが、ここ数年結果が出ない。パンチ力はあるが率が残せず、四球を選べるタイプでもないので厳しい。守備も近年は一塁/DHがメインとなっている。もう一花咲かせて欲しい。

32 松本直樹
★★☆☆☆

打撃が持ち味でイースタンでは毎年高打率を残すが、一軍の捕手層が厚くなかなかチャンスがない。今季は開幕一軍も出番なくすぐ降格。古賀の成長もあり出番はほぼなかった。腐らず頑張ればいずれチャンスは来ると思うが、どうなるか。簡単なことではないが、準備し続けて欲しい。

33 内山壮真
★★★☆☆

昨季は2年目でコロナ罹患を除く期間で一軍帯同、日本シリーズでの同点スリーランもあった。3年目の今季はキャンプで外野守備を練習し、ライトで開幕スタメン。打撃成績は昨年よりあまり伸びず、ワイ的には少し残念だった。ホームランの飛ばし方や、外野での超ファインプレーなど、常人とは思えないプレーは目立っているが、数字が寂しいので、来年は伸ばして欲しい。

57 古賀優大
★★★★★

昨季までは全く打てなかったが、今季は個人トレーナーの下に通った成果か打撃が成長。終盤は中村や内山に代わってスタメンマスクも増えた。何より以前は打球角度マイナスを記録するシーズンもあったが8月のDeNA戦でプロ初ホームランも記録。守備も以前より目立っていたピックオフプレーでアウトを重ねた。来季も控え捕手になると思うが、攻守に持ち味を発揮して欲しい。

022 松井聖
★★★☆☆(戦力外)

BC信濃から加入3年目の28歳、2年目までと同様打撃では一定のアピールをしたが、7月の支配下登録期限目前で離脱、戦力外となってしまった。年齢はあったが、個人的に戦力外は意外だった。1年目はイースタン開幕戦で満塁弾も直後の守備で負傷し離脱するなど、運の無さも目立ってしまった。トライアウトに参加していなかったが、どこかで野球を続けて欲しい。

023 橋本星哉
★★★★☆

中央学院大から入団のルーキー。高い身体能力が光り、イースタンで打率.282をマーク。守備は捕手よりも外野がメインだったが、捕手の守備にはまだ課題が残る。打撃を武器に支配下登録を目指して欲しい。足も速いので外野本格転向はどうか、と思っている。

025 フェリペ
★★★★☆

野手(特に捕手)の人員不足もありBC福島より7月に加入。打撃は思い切りが良くパンチ力があり、ホームランも3本放った。守備は捕手をはじめ内外野も守った。正直打撃はここまで期待していなかったので、驚いている。まだ年齢も若く、来季は支配下を目指して欲しい。


内野手

00 奥村展征
★☆☆☆☆(戦力外)

昨季は内野のムードメーカーとしてほぼフルシーズン一軍帯同、日本シリーズで安打も放った。今季は開幕一軍も早くに抹消、5月に一軍復帰もまたすぐに抹消され戦力外となった。ムードメーカーとしては素晴らしかったが、課題の打撃はなかなか伸びず、守備も上達してきたところで膝の怪我を負ってしまった。引退し来季からは楽天でコーチを務める。頑張って欲しい。

1 山田哲人
★☆☆☆☆

今季は3月のWBCに出場、偉人フォルムで盗塁を決めまくり、優勝に貢献。しかしシーズンでは複数回の登録抹消、規定打席にも到達しなかった。ここ数年は下半身のコンディション不良に悩まされ続けている。契約もあと4年残っているので、しっかり治療をしてからゲームに臨むのはどうか、と思っている。

5 川端慎吾
★★★★★

2021年は代打で30安打(歴代2位)を放ち、日本シリーズ第6戦でも決勝タイムリーを放ったが、昨季は不振。ワイ的に来年はあるのかと思っていた今季は復活し3割を超える打率をマークした。夏場には一時期不審に陥りパワー不足は否めないが、バットコントロールは一流。出来るところまで現役を続けて欲しい。

6 元山飛優
★☆☆☆☆

1年目から一軍の準レギュラーとして一軍帯同も、終盤の死球以降不調が続く。今季はキャンプ時の練習試合でホームランを打ちまくったが、頭部死球で離脱。シーズンでもなかなか打てずに登録と抹消を繰り返した。復活をして欲しいが、不運が続く。ただ、ビハインド時にセーフティーの構えをするなどはやめて欲しい(これは他の選手も)。

7 長岡秀樹
★★☆☆☆

昨季一気にレギュラー定着、GG賞を受賞した。今季はオープン戦では.274をマークもシーズンでは打撃で苦しみ、内山同様昨年から数字を伸ばせなかった(長岡に関して言えば数字を落とした)。守備は相変わらず素晴らしかったが、打たないとGG賞は取れない。GG賞が全てではないが、流石に今季の打撃成績ではキツい(アプローチも早打ちポップばかりでキツい)ので、もっと打って欲しい。

10 荒木貴裕
★★★☆☆(引退)

近年は攻守に苦しみ、昨季は一塁の守備固めでエラーを繰り返し抹消。オスナの一塁守備上達もあり出番が無くなってしまった。今季は1年間二軍に帯同も、野手の人員不足の中様々なポジションを守って下さった。引退を発表し、来年何をするかは分からないが、お疲れ様でした。

13 ホセ・オスナ
★★★★☆

来日3年目の助っ人。昨季は.270 20本をマーク。今季は率こそ下がったが、ホームランはキャリアハイの23本をマークした。守備も年々上達していて、ほとんどの試合で交代することなくフル出場している。8月に怪我での離脱があったが、3年間ほぼ離脱なしで試合に出ているのも高評価。

36 西村瑠伊斗
★★★☆☆

1年目の今季は当初二軍でも三振を繰り返し、なかなかヒットが出なかったがだんだん適応してきて8月は2割後半をマークした。脚の上げ方を変えたり様々な工夫が見られた。来季は二軍で安定した成績を残して欲しい。

39→10 宮本丈
★★★☆☆

今季も控えのユーティリティとして重用された。ワイ的にはレフトのレギュラーを獲得して欲しいが、なかなか頭一つ抜けていけないのが現状。しかしバントも出来て四球も選べ両翼と二塁を一定の水準で守れるので、非常に貴重な戦力だ。

46 太田賢吾
★☆☆☆☆

ここ数年は二軍で無双し、今季も3割を超える打率をマークしたが、一軍では結果を残せずまた2軍でも8月を最後に試合出場がなかった。去年序盤に東京ドームで見せたフェンス際のジャンピングキャッチなど、身体能力の高さは随所に伺えるが、なかなか結果が出ない。来年は一軍での結果を残して欲しい。

50 北村恵吾
★★★★★

キャンプ一軍スタート、浦添でのオープン戦でホームランと上々の滑り出しを見せた。一軍での出番は少なかったが8月の広島戦ではプロ初安打を満塁弾で飾った。二軍では大学時代ほぼ守ってなかった二塁三塁遊撃を守り、しっかりこなしていた。ウィンターリーグも好調で、来年は一軍に食い込んできて欲しい。

55 村上宗隆
★★★☆☆

昨年は歴代単独2位の56本塁打を記録。しかし最後の1ヶ月は不審に苦しみ、WBCでも途中まではヒットが出ず4番から5番に打順を変えた。開幕後もしばらく不振は続き、その影響で今季は31本塁打となった。打撃は後半に行くにつれて持ち直したが、ワイ的には守備でのプレーに非常に不満を持っている。昨季までは年々改善されていたが、今季はイージーミスも目立ち、また記録にならないエラーもかなりありながらリーグワーストの22失策を記録した。怠慢プレーは流れを渡してしまう。来季は改善して欲しい。

59 小森航大郎
★★★☆☆

1年目の昨季に続き今季も少ない出場数、一軍デビューはならなかった。しかし去年のフェニックスリーグでホームランを放ち、今季のイースタンでも長打が多く出ており、打撃は成長していると言えるのではないか、という感じだ。一方で守備はショートのみを守っているが、オープン戦で見た感じ正直キツいと感じた。打撃は良いので外野に移り打撃でプラスを稼ぐプランもあるかもしれない。来季は一軍で試合に出れるよう、頑張って欲しい。

60 武岡龍世
★★★★☆

今季は長く一軍に帯同し、サイ・ヤング賞受賞者バウアーからプロ初ホームランも放った。しかし打率出塁率OPSその他諸々は今季苦しんだ長岡と大差なく、チャンスが少なかったのもあるが不調の長岡からポジションを奪えなかったのは元山ともども少し残念だった。ただ入団して4年、ほぼ離脱がないのは高評価できる。

65 松本友
★★☆☆☆(戦力外)

2021,22と出番は少なかったが打率.353と打ちまくった。今季はキャンプ途中で一軍合流、練習試合で結果を残したが、WBC組のいないオープン戦でなかなか結果が残せず、ファームではそれなりに打ったが戦力外となった。個人的に好きな選手ではあったが、本人も仰ってた通り2021年の交流戦でスタメン起用された際コン不で試合開始即交代した試合が痛かった。

66 三ツ俣大樹
★★★☆☆

中日を戦力外になり加入。今季よりファーストに挑戦し、内野の控えとピンチバンターとして18試合に出場、代打では5犠打を記録した。チームにも馴染めており、来季もユーティリティとして期待している。

71→00 赤羽由紘
★★☆☆☆

昨季途中に支配下登録。今季はオープン戦好調で3割を超える打率をマークも、開幕から出場機会少なく二軍でも低調が続いた。8月ごろから二軍で状態が上がり、一軍昇格後は伊藤将司から初ホームランを放った。後半打っていたのは良かったが、全体的に期待外れという感じが強い。来季は巻き返して欲しい。

外野手

0 並木秀尊
★★★★☆

今季は開幕から外野の控えで一軍、5月の12連敗中にはマズい守備もあったが、交流戦明けからは1番センターに定着。一時期3割を超える打率をマークしたが、8月中旬に離脱した。脚の速さだけで代走守備固めに収まらずにレギュラーを目指し打力を強化していく姿勢は好感が持てる。来季はレギュラー定着を目指して欲しい。

4 丸山和郁
★★☆☆☆

昨季は優勝決定サヨナラタイムリーを放ち、日本シリーズでもヒットを放った。今季は3月のオープン戦でロッテのカスティーヨから逆方向へのホームランを放ったが、シーズン始まってすぐ故障し離脱、一軍復帰後も打率は.206にとどまった。混沌とする外野のレギュラー争いに遅れをとってしまった形になったが、来季はしっかり争いに加わって欲しい。

9 塩見泰隆
★☆☆☆☆

2021,22とほぼ一軍で完走したが、今季はキャンプ途中で離脱。3月下旬に二軍で復帰も再離脱、4月下旬に復帰し5月初めに一軍初出場。しかし3週間でまた離脱。ここは復帰を急いだのが裏目に出たと言っていい。復帰後7月下旬に状態が上がりきらないまま一軍復帰、良いパフォーマンスを見せたがすぐにまた離脱した。9月に復帰し好調を維持。試合に出た時は走攻守で貢献したが、怪我が多すぎた。来年はフルで出て下さい。

23 青木宣親
★★★★☆

41歳で迎えた今季は打率こそ.252と微妙だが出塁率は.371をマーク。まだまだ健在であることを示した。個人的には去年の日本シリーズから良いパフォーマンスが継続されているように見える。パワーこそ衰えたが、選球眼とバットコントロールは健在だ。大体ベテランの選手は目が衰えてくるが、青木にそれは見られない。減俸をされたが、できる年まで現役を続けて欲しい。

25 ドミンゴ・サンタナ
★★★★★

来日3年目の今季は初の規定到達、離脱なしで打率3割をマーク。守備は相変わらずだが外国人選手が通用しにくい今のNPBでオスナとともに好成績を残した。昨季は4月に怪我をし手術もしたがコロナのクラスター時に復帰して打ちまくるなど3年間通してチームに多大な貢献をしてくれていると思っている。来季も期待したい。

31 山崎晃大朗
★★★☆☆

今季は何度か離脱もあり成績を落とした。年俸も下がったのだが、ワイ的には特に守備の面で前進を感じており、フェンス際での好プレーなど球際が強くなったのでは、と感じた。打撃面での成績は落ちたが、打撃フォームを変えてどうなるか。来年はレギュラー争いから始まると思うが、しっかりポジションを掴んで欲しい。

42 澤井廉
★★★★★

中京大学からドラフト3位入団。キャンプは二軍スタートもイースタンで本塁打王に輝いた。しかし一軍では自分のスイングをさせてもらえてないように見てて感じた。来季は一軍でレギュラー争いを、と思っていたがフェニックスリーグで長岡と衝突、NPBアワードやファン感も欠席し、かなり心配ではある。

51 濱田太貴
★★★★☆

昨季までは期待されながら一軍に定着できず、燻っていたが今季は初めて怪我なく一軍に帯同。エスコバーや高橋宏斗ら剛腕のストレートをホームランにした。打撃成績には物足りなさも感じるが、何より怪我なく一年を終えたというのが大きいと感じている。来年は成績を伸ばして欲しい。

024 岩田幸宏
★★★☆☆

キャンプ途中で一軍合流も合流初日で離脱、本格的に二軍に復帰したのは7月になってしまった。しかし復帰後しばらく4割を超える打率をキープ、猛アピールも支配下登録とはならなかった。最終的にイースタンでは.279も、パワー不足が目立つ結果に。ウィンターリーグも途中合流で12/9現在ヒットは出ているという状況。3年目の来季は勝負の年になるので、キャンプからもうアピールをして欲しい。


おわりに

今季はWBC優勝からスタートしましたが東京ヤクルトは苦しいシーズンになってしまいました。来季は頑張って欲しいです。
長くなってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。







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