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【チャレンジ】③『三題噺』230713

チャレンジ企画、第三弾の『三題噺』。
早速、今日やってみようと思う。

さてさて、そんな初回のお題は?

 星

 王女

 屑


※どこまでも、まよいみち
 三題噺スイッチ改訂版 さんより


『屑』って…ゴミみたいなものってこと…よね?
王女と結びつけるのか…何だか悲惨な雰囲気になりそうな予感…。

とりあえず、まずはこの3つの内2つの言葉から組み合わせを考えよう。

《ネタのタネ》
・星の王女
・王女が星
・王女の星
・星と王女
・星の屑
・星は屑
・屑の星
・王女は屑
・王女の屑
・王女と屑
・屑の王女
・屑は王女
・屑な王女
(やはり『王女』と『屑』の組み合わせが悲しい…)

《案》…展開が浮かびそうな案には◉
・星の王女 →ファンタジー、ミステリー
◉王女が星 →ミステリー
・王女の星 →ど根性系?、恋愛
・星と王女 →ファンタジーか恋愛
・星の屑  →幅広くて絞れない
・星は屑  →幅広くて絞れない
◉屑の星  →ど根性系
・王女は屑 →ど根性系
・王女の屑 →ど根性系、恋愛?
◉王女と屑 →恋愛、冒険、ファンタジー
◉屑の王女 →成り上がり系?
・屑は王女 →ミステリー
・屑な王女 →…可哀想(涙)

今回は、『王女と屑』+『星』の案から、恋愛ものを想定し、以下のようなスタートを考えてみた。


部屋の外から忙しなく使用人たちが働く音が聞こえる。
「こんなに朝早いのに…。
 きっとまたお父様が彼らに無茶を言ったに違いないわ」
リリィは使用人達の仕事を増やすまいと、自ら身支度を始めた。

リリィは小国の王女だ。王家に生まれたので、様々な知識・教養はしっかりと叩き込まれた。
しかし、一般的な感覚にも理解のある、よくできた娘だった。

そんなリリィは今日、17歳になる。
17歳というのはこの国では人生の節目の年にあたる。大人の仲間入りをするのだ。

王家に生まれたリリィは、その一歩目が『お披露目』だ。その式典準備の為に、屋敷内が騒がしいのだった。

「17かぁ。何だか喜べないわ」
リリィにとっては大人の仲間入りと言っても、その二歩目に待ち構えている王女としての『結婚』のことを考え、少し顔を曇らせた。
もちろん親が決めた結婚相手との結婚だ。
王家に生まれた以上、何ら不思議ではなく、国のためにはそうすべきだとリリィ自身も思っている。
しかし本で見たプリンセス達のように、好きな人と結ばれる人生に憧れがないかといえば、嘘になる。
幼い頃から、もし自分が本の主人公なら一体どんな王子様が相手なのだろうと、たくさん想像した。
思い描いても仕方がないことはもう理解している。
「でも、夢とわかっていて想像するくらいはいいわよね。本ってそういう楽しみ方もあるんだから」
自分の心に言い聞かせるように呟きながら、リリィは今日のために用意された服に袖を通した。


思いの外筆が進んだので、ここからは一つの作品としてマイペースに、一つの物語として作っていきたいと思う。

ただ、三題噺としては、今回の内容では消化しきれないかと思うので…私が想像したお話の3行プロットを載せておきます。

小国の『王女』が
『屑』呼ばわりされている青年と恋をし
二人が結ばれる話
(青年に『星』を絡める予定)

拙い文章にお付き合いいただきありがとうございました!
いつか完成品を載せたいと思います。


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