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一般社団法人見つめる旅「どこでもオフィスの時代 人生の質が劇的に上がるワーケーション超入門」

・本書は、長崎県の五島列島を舞台に「価値観を揺さぶられる人生の旅」を提供とすることをミッションとする「一般社団法人みつめる旅」が、人生のターニングポイントを見つけるための、一つの方法として有効な「ワーケーション」の概要、効果、事例について魅力的に解説した1冊。

・ワーケーションは、WORK(仕事)とVACATION(休暇)を掛け合わせた造語である。
・ワーケーションの本質は、「自宅やオフィスから離れて旅をすること」でも、「自然の中でリフレッシュすること」でもなく、「自分で決めること」である。
・「オフィスや自宅以外の自分の好きな場所を選び、WORK(仕事)とVACATION(休暇)のバランスも自分の好きなように決めて過ごす」というのが、一般社団法人見つめる旅の考えるワーケーションの定義である。
・ワーケーションを体験しようとすると、「海の近くで過ごすか、森の中で過ごすか」「滞在期間は3、4日にするか、思い切って1ヶ月にしてしまうか」など自分で決めてはいけないことが無数にある。そして、この「自分で決めること」にこそ、自分の人生の主導権を取り戻すためのきっかけが豊富に詰まっているのだ。
※著者が企画するワーケーション・イベントを体験した方々のその後として「『今の居場所がいい』と腹落ちし、今の職場に留まる」「転職に踏み切り、「やりがい」と「待遇」の両方を手に入れられる新しい職場に巡り合い活躍する」などがあるが、詳細は本書をお読みください。

・ワーケーションは第一に「場所のフォーマット」から自由になる試みである。仕事の場所を選ぶ際、自分が今一番行きたい場所に思い切って飛び込んでみること。
(例として、「海辺のバンガロー」や「鳥のさえずりが絶える聞こえるような山荘」などが挙げられている。
・大切なのは、「今、一番行きたい場所」に行くこと。「旅費が高いから無理」「有給休暇をたくさん取らないと行けない」など、もろもろの事情をいったん全部取っ払った状態で考えてみること。
・あなたが今、「行ける」と考えただけで心おどる場所、死ぬまでに絶対行きたい場所を考えたり、具体的な地名まで思い浮かばなくても、イメージ(村上春樹の小説に出てくる海辺の町みたいな場所など)することが大事である。
・最初はWORKのことは忘れて、「心底行きたい場所」を見つけることに集中すること。なぜなら、それこそが、人生の主導権を取り戻す最初にして最大のポイントだからだ。

・本書は、「『ワーケーション思考』で人生の主導権を取り戻そう」「『場所』と『時間』のフォーマットから自由になる」「『偶発性』を味方につけると、人生が動き出す」「今、自分が欲しい「刺激」を取りに行く」「旅するだけで終わらない進化系ワーケーション思考」「地域も一緒に成長しよう」という章で構成されており、
◇「いいワーケーション」の4つの基準
◇企業が感じるワーケーションのメリット
◇さまざまなワーケーションのスタイル(ファミリーワーケーションなど)
といった「自分自身にフィットする場所を見つけて、人生の主導権を取り戻す」手段のひとつであるワーケーションの概要ならびに実例が紹介された内容となっている。

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