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北野唯我「仕事の教科書 きびしい世界を生き抜く自分のつくりかた」

・本書は、勤めている企業の取締役として、人事領域・戦略領域・広報クリエイティブ領域を統括するほか、「すべてのプロセスにいる、いま挑戦しようとしている人に捧げる本」をモットーに、作家として活動する著者が、「泣きたくなるほど大変なビジネスの世界でも、どうにかして希望を持ち続けながら働く技術」を伝えた1冊。

・仕事において、若い頃は量でも質でもなく、「スピード」を重視するべき。なぜなら、スピードは量にも質にも転換させられるから。
・速いスピードで仕事をさばける人は、当然、量をこなすことができるし、ゆっくり丁寧に1つのことに取り組み、質を高めることもできるもの。つまり、「スピード=最大の武器」なのだ。

・ビジネスの世界では、「タイミングを制する者がスピードを制す」が原則。つまり、「仕事が早い=タイミングが早い」なのだ。
・タイミングは「いつやるのか?」という視点。一方で、タイムは「どれだけ時間が、かかるか?」という視点である。どちらも、他人があなたを「仕事が早いか」どうか、判断する要素であるが、この2つは、似ているようで全然違う。
・「仕事が早い」と評価されるうえで重要なのは、タイムよりタイミング。理由は、「タイムの問題は自分だけの問題」だが、「タイミングの問題は他者が関わる問題」だからだ。
※本書では、「3つのすぐ」を意識して、実践する【タイミングの法則】について紹介されているが、詳細は本書をお読みください。

・根本的にスピードを上げるために、
①目標の法則
②分解の法則
③計測の法則
というスピードをアップさせる3法則がある。
・①は端的に言うと、「必ず目標を持って仕事に取り掛かるべき」、ということ。
・成果をあげる人とは、「まず目標を明確にする→効率的な計画を立てる→行動や移す」の順番で動いた人なのだ。
・なにかをはじめようとするとき、究極的に大切なことは、「まず目標を明確にする」こと。逆に言えば、先に目標を明確にしない人は、どこにも行けないということなのである。
※目標の法則ならびに、分解の法則、計測の法則の詳細については本書をお読みください。

・本書では、「「仕事が遅い人」と呼ばれないためのスピードアップ術」「「わかりづらい」から脱却するための文章カ術」「相手から「Yes」を引き出すための提案術」「健康と成長を両立させるためのセルフコントロール術」という章で構成されており、「チャンスをゲットする2構文」「「わかりやすさ」をつくる技術」「「共感」を生む技術」「百発百中で通る提案の作り方」「提案のまとめ方」「自分の「取扱説明書」の作り方」「「健康生産性」の上げ方(食事時間・SNSとの向き合い方・つらくなったときの対処法など)」といった仕事において欠かせない技術(スキル)が数多く紹介された内容となっている。

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