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船橋由紀子「やっぱり英会話は筋トレ。20の動詞をモノにする反復法」

・本書は、アドラー心理学やNLPも駆使した英語指導で、2ヶ月でTOEIC200点アップの受講生を次々と輩出し、13年間で5000名の英語指導に従事する英語学習コーチの著者が、1日60分のトレーニングを28日間(約1ヶ月)行うという集中トレーニングを通じて、スラスラと英語がしゃべれるようになる方法について解説した1冊。

・英会話のトレーニングと筋トレは共通するところがある。それは、「何を(どこを)先に鍛えるかが重要である」という点だ。
・筋トレには、「BIG3」と呼ばれる「大きな筋肉を、同時にいくつも鍛えられる種目(スクワット・デッドリフト・ベンチプレス)」があり、それらの種目で、大腿四頭筋や大胸筋などの大きな筋肉を先に鍛えたほうが体は変わりやすくなる。
・この考え方は、英会話のトレーニングにも当てはまり、「活用頻度の高い例文や表現」に的を絞り、それらを反復して習得(絞り込み×反復)をするのが英会話上達の近道なのだ。

・本書は、英会話におけるBIG3となる「20の基本動詞(getやhaveなど)を題材として取り上げており、ネイティブがよく使い、初級者にとって効果的に上達を実感できる動詞ばかりを厳選し、それらを100の例文パターンにしてトレーニングした内容となっている。
・基本動詞を習得するのが大事な理由は、すべての文型が「主語(S)+動詞(V)」で始まっているからだ。
・動詞は主語に続く「文の出だし」に当たる。なので、動詞を習得すれば、英語がよりスラッと口から出てくるようになる。
※基本動詞に着目する理由の詳細は、本書をお読みください。

基本動詞の100の例文(一部)
get
・get 「何かを手に入れる」というイメージだが、そこに「動き」を伴う。日本語で「
ゲットする」というように、近くにあるものを手にするために、行動して引き寄せるというイメージの動詞である。また「動き」のニュアンスから派生し、「(何かが変化して、ある状態)になる」という意味にもつながるのだ。

001
I got a new smartphone.
(私は新しいスマホを手に入れました。)

・getの後ろに「有形のモノ」をつなげると、何かをもらう、または買うなどして「手に入れる」という意味になる。つまり、getだけでbuy(買う)やrecive(受け取る)などの意味を表現できるのだ。

001の例文を置き換えるものとして、
I got a bigger one.
(より大きいのを手に入れました。)
I got nice jeans on sale.
(セールで素敵なジーンズを買いました。)
などして合計5つ挙げられている。
※残りの3つについては、本書をお読みください。

・本書は、「『基本動詞100例文』の4大特徴」「本書の構成と学習手順」「学習効果を劇的に上げる2つの秘策」「取り組みスケジュールと復習について」「PART1 前置詞/副詞」「PART2 基本動詞100例文」という章で構成されており、英語を本当に使いこなせるレベルへと押し上げ、言いたいことをスラスラとしゃべれる自分へと、いち早く近づくための英会話トレーニングが収録された内容となっている。

英会話におけるBIG3となる「20の基本動詞」として、先に紹介したgetのほかに、
◇have
◇go
◇come
◇take
◇give
などが取り上げられており、文法や単語は中学2年レベルのものを使用している。
また、「基本動詞 例文トレーニング」の学習スケジュールも細かく記載されていたり、本書に収録されているQRコードを読み取れば、本書の英会話トレーニングの音声が聴けるなど、英語の土台を築くための充実なプログラムが収録されている。
(音声を聞く際、「abceed」というアプリを使用します)

1ヶ月の集中トレーニングでスラスラとしゃべれるようになりたい方は、本書の英会話トレーニングを一度、ご覧になってみてください!

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