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小里博栄「オックスフォード式人生を成功に導く10の法則」

・本書は、オックスフォード大学院で修士【社会福祉心理学)を取得し、2007年にインドに進出し、インド初の宅配ビジネス、10万人規模のイベントなど複数のプロジェクトを進めた著者が、人生を成功に導くための10の原則を通じて、世界で活躍するためのアクセスキーとは何かについて紹介した1冊。

・本書で紹介されている「オックスフォード式」10の成功原則とは、
⒈学びを楽しむ
⒉「やればできる」と信じる
⒊小さな成功を喜ぶ
⒋アクションを重視する
⒌グローバルな視点を持つ
⒍失敗を恐れない
⒎マルチプルに考える
⒏時間をフルに使う
⒐優先順位をつける
10.他人と良い関係を築く
である。

成功原則⒈学びを楽しむ
・著者は、イギリスの大学が3年生であることに魅力を感じたこと、少しでも早く自立したいという思いからロンドン大学を選んだ。
・ところが、ロンドン大学の卒業が近くなった頃に、父親から「もう1年勉強してみては」と提案され、オックスフォードの修士課程に進むことになる。著者としては学業が終わったような気持ちでオックスフォードに入ったわけだが、入学すると不思議なことに「もっと勉強したい」という欲求が高まっていった。
・新たなことを学べば学ぶほど、自分がいかにものを知らないかということに気づき、さらに知りたい、学びたい、という熱が尽きることはなかったのだ。これは、著者に限ったことではなく、オックスフォードで学ぶ学生はみな勉強をエンジョイしていた。
・世の中は常に変化し、学んだ知識はすぐに陳腐化する。そうであるにもかかわらず、なぜ勉強しなければならないかというと、著者が思うに、勉強で身につくのは知識だけではなく、学びに対する姿勢(スタンス)が重要であるから。一度そのスタンスを身につければ一生学び続けることができるし、変化の激しい世の中でも大きなインパクトを生み出し続けることができる。
・人から教えを受け、勉強し、深く考える。そのうえでベストアクションを行う。この繰り返しこそが成功に必要なプロセスなのだ。

成功原則⒊小さな成功を喜ぶ
・「やればできる」と信じ、最初の一歩を踏み出す。その次に必要になるのは継続である。
・学びを継続する時のコツは、文字通り「毎日続ける」ことにある。やる気がある時だけ集中して勉強するのではなく、毎日少しずつでも続けるのだ。
・こうすることで、学びに「複利効果」が生まれる。投資のリターンを計算する際、利息に対してさらに利率をかけることで、雪だるま式にリターンが増えていくのが複利のしくみである。この複利効果を、仕事や学習にも活用するのだ。
※複利効果の活用方法の詳細は本書をご覧ください。
・もう一つ、学びを継続する時のコツは、日々の成果を振り返って、きちんと自分を褒めてあげること。どんなに小さな成果であっても素晴らしい。「たったこれだけしか進まなかった」と落ち込むのではなく、「こんなに進んだ」と思うようにしよう。

本書では、「オックスフォード式10の成功原則」「人生を切り開く「アクセスキー」」「オックスフォード式成功原則をビジネスに持ち込め!」「コロナ禍を経て、これからはインドだ」という章で構成されており、「成功原則⒈〜10.の詳細」「オックスフォードが世界一である理由」「24時間のすべてを活用する」「スペシャリストより多能な人になれ」「チャンスの神には前髪しかない」「楽しくなければやるな」「失敗しても動き続ける」「魚を釣るなら、魚の気持ちを知れ」など、人生を成功に導くためのマインドやアクションの術が紹介された内容となっている。

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