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中野左知子「神さま、次のセリフを教えてください 心の癒しの鍵はここにある!」

・本書は、心理療法士・ドラマセラピストとして、病院、大学、養護施設などで、20年近く4500人の方の心の旅のお供をするも、心理療法の限界を感じ、エネルギー療法を学び、日本人唯一のWhole Life Coachとなった著者が、25年間の研究を通じて、「心の癒しの鍵」について解説した1冊。

・心とは、潜在意識+顕在意識+魂(スピリット)と定義される。意識レベルを上げるために、残り95%の世界を少しでも自分の味方にするために、何よりも抱えていた問題を解決するために著者は「心」の探究を続けた。その結果、著者は目の前の壁が消えたとのこと。

・私たちはいつも、潜在意識の記憶を背負いながらこの世界に参加している。顕在意識てどれほど結婚したいと決意をしていても、潜在意識では「男性は浮気をする」と信じていたら、どんな相手を前にしても、その思いが消えない。そして「浮気をする」という証拠を無意識に探し始めてしまったりするのだ。
・自分の願いとは裏腹な行動をしてしまうのは、潜在意識の思いが原因だ。だから思い通りの人生を生きるべく、世界の見方を変えていくためには、大元にある潜在意識の記憶を癒すほうが早い。
・潜在意識の思いは、顕在意識の思いの100万倍も強く働く。著者の師匠であるヒーリングコード考案者のアレクサンダー・ロイド博士は、「意志を使った自己啓発の97%は失敗する」と言っている。
・潜在意識にある思い込みは、大体6歳以下のネガティブな記憶が占めている。この頃の子供たちの脳はシータ波であり、これは「深い瞑想状態」と同じ脳波である。この脳波の状態だと、合理的、論理的な思考ができないため、小さな子供たちは出来事の裏を読み取って理解することができない。
・私たちは真実ではない思い込みを数えきれないほどもっていて、その思い込みをもとに出来事に反応していくのだ。

・私たちは、出来事に対して勝手にネガティブな意味づけをしてしまう。
・例として、「同僚に挨拶したら無視された」ことがあった場合、「私は嫌われているんだ」と意味づける。もしも、その同僚が、何かに対して悩んでいて、考えすぎていて挨拶されても気づきもしなかったのが事実だとしても、その事情を知らない人は、「私は嫌われているんだ」と意味づける。そしてその意味づけをみに相手と関わっていくようになり、その関係性をさらに悪化させていくことができる。
・そうして、反応的に勝手な思い込みをつくって、世界の見方を決めていく。
※そんなストレス反応を引き起こすネガティブな「嘘の思い込み」をエネルギーの力で癒す方法として、「ヒーリングコード」が紹介されているが、その詳細は本書をお読みください。

・本書は、「すべて潜在意識のせい」「あなたも私も地球シアターや俳優」「脳内に新しい世界を開拓する」「神さまが私に与えてくれた力」「私の知らない愛の世界」「神さまに依存して生きる」という章で構成されており、
◇何があなたを邪魔しているのか?
◇残り97%の脳の回路を開拓する方法
◇95%の人が知らない本当の愛
など、人生を思い通りに叶えていくための、脳のフィルターの取り外し方や、心の癒し方について紹介した内容となっている。

読み進めていくと、心がグラグラ揺れ動くことがありますが、それは自分の心が本当の意味での心の癒しを求めているのかもしれません。

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