【PR】(著)白井剛司(監修)八谷隆之、吉里恒昭「部下との対話が上手なマネジャーは観察から始める ポリヴェーガル理論で知る心の距離の縮め方」
・本書は、人材育成、組織支援、マインドフルネス、農業やDIY、アウトドアワークなどの心身を扱うプログラムを家族と共に提供する著者が、身体を観察する基礎となる自律神経系の学説「ポリヴェーガル理論」を通じて、日々困難さを抱えながら前に進むマネジャーが安心して仕事ができるようになり、メンバーとの心の距離が近づき、組織の方々が安心した状態で主体性を発揮し、望む成果を得られることを目的に執筆した1冊。
・近年、マネジャーは業績の達成(短期・中期的)、人材の育成、心身のコンディションの管理、組織コンディションの良好化、働き方や働く場所の変化への対応、業務スピードの継続的アップ、業務管理品質の向上、人員削減などの効率性の追求等々、あらゆることに対応しなければならなくなった。
・しかも、「アクセルとブレーキを同時に踏み続けた状態」といったような状態が長く続いているといえる。
・こういったマネジャーの方々が置かれている困難な状況や、部下との対話や関係性を変えていくために役立つのが、本書のテーマである自分と他者の心身の「観察」である。
・ここでいう観察とは、「自己と他者を知り、身体感覚・思考・感情。体験的に捉えること」であり、外側から冷静に見る、というよりも、「内面で起こっている状況に気づく」ことを意味する。
・自己と他者の観察ができるようになると、
①自分の言動のパターンに気づき、不本意な結果を避けることができる
②自分を大事にできるようになり、他者との時間も心地よいものになる
③他者の心の奥底にある望みを知り、心の距離を縮められる
という変化を起こすことができる。
・実際、多くのビジネスパーソンは気づかないところで自分の感情や、身体感覚に大きな影響を受けている。
・その影響や、結果を引き起こしている自分の癖やパターンに気づけていないために、不本意な結果や思いに陥っている。
・職場における失敗例として、
◇メンバーは細かく指示・命令をしたり、言動を監視してしまう
◇何かを我慢しようとしたときに、つい余計な一言が出てしまう
◇取引先からの無理な要求を、労力がかかるとわかっていながら引き受けてしまう
が挙げられている。
・こうした失敗が起きてしまうのは「(自己)観察」ができていない結果といえる。
・不本意な結果や、よくしてしまう失敗パターンを避けるためには、「身体感覚」「思考」「感情」を注視することを習慣化する。
・そうすることで、まず自分が日常の意思決定や行動において、いかに身体や感情の影響を受けているのか気づくようになる。
・そこに気づけたら次の段階として、不本意な結果が起きる前にその場で気づいて修正したり、望んだ結果に近づけるような選択ができるようになるのだ。
※①〜③の詳細については、本書をお読みください。
・本書は、「なぜ『観察』が重要なのか」「何を、どうやって観察するのか?」「赤のモード(闘う/逃げる)を観察する」「青のモード(固まる/動けなくなる)を観察する」「緑のモード(安心する/つながる)を観察する」「ブレンドされるモード」「部下育成や対話への活用」「観察力を高めるエクササイズ」という章で構成されており、
◇自己・他者の「観察」が起こせる変化
◇ポリヴェーガル理論の概要
◇3色(赤・青・緑)のモードの活かし方(部下の内政支援・メンバーとの対話)
◇3種のマインドフルネスエクササイズ
といった内容が収録されており、人の内面(考えや気持ち、身体の感覚)などを観察することによって生じる気づきを大切にしている。
本書は、一般的なマネジメント関連書籍と比べて大きく異なる点について
①マネジャーが"外側"で起きるさまざまな事態をコントロールするのではなく、自分や他者の"内面"を観察し調整することで、事態に変化を起こす提案をしていること。
②内面を扱うには、まず「身体感覚」に気づき、大切にすることを提案していること。
の2つが挙げられている。
本書を通じて、マネジャー、メンバーの皆さんがいきいきした状態で働き、望む成果を手に入れるためのきっかけになれば幸いです。
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