見出し画像

竹内明日香[監修]『99%の小学生は気づいていない!? 思いを伝える「話す力」』

・本書は、4人の小学5年生が、「やりたい!」「好き!」を伝えることを実現するために、〈イイタイコト〉を伝えるための方法を学ぶ物語である。

・「プレゼン」とは、なにか変化を起こしたり人を動かすために、自分の"イイタイコト"をだれがに伝えることである。
・例えば、絶滅しそうな動物がいた場合、「絶滅しそうなトラを守ろう!」と言うと、その人の話を聞いて心を動かされた人がいっしょに行動する。そうして、どんどんいっしょに行動する人が増えていって、トラが守られる。
・このような大きなテーマではなくても、「これをやりたい!」というものでもOKである。
・イイタイコトをちゃんと伝えることができれば、相手の考えや行動を変えることができるかもしれない。そして、仲間や味方が増えて、やりたいことを実現できるかもしれないのだ。
・つまり、イイタイコトをちゃんと伝えることが、世の中を変える一歩につながるのだ。そのために、"プレゼン"がある。

・イイタイコトを伝える"プレゼン"には、3つの要素があり、その中で、いちばんの土台になるのが「考える」である。これは、「プレゼンのテーマを決めたり、イイタイコトはなにかをはっきりさせるために整理すること」である。
・この「考える」のやり方として、まずは「広げる」について解説している。これは、「関連するものを自由に出して、考える範囲を拡大させたり、インタビューや本やインターネットなとで調べる」というもの。
・本書では、この広げるのほかに、
◇深める
◇選ぶ
というステップをすすめている。
※考えるのほかのプレゼンの要素とはなにか、「深める・選ぶ」のプロセスはどういったものかについては、本書をお読みください。

・本書は、4人の小学5年生が、
◇夏休みに学校の校庭で、"星を見る会"を実施する
◇「けやきの森コンテスト」(居心地のよい場所にするため)のアイデアの採用の実現
を目的に、天文台のアスカさんにイイタイコト(プレゼン)をうまく『伝える』方法に教えてもらい、目標を実現していく物語である。

・日本人は、海外の人たちと比較すると、自分の意見の自信や、内面からこみ上げる情熱、聞き手の心をつかもうという強い思いや度胸が欠けてしまう。
・今後、自分のアイデアや、自分がかかわった仕事の魅力を効果的に伝え、共に働く仲間たちと話し合い、協力しながら課題を解決していくことが成功の鍵となっていくと監修者の竹内明日香氏は語る。そのために、「話す力」(プレゼン)を身につけることは欠かせないのだ。

大人だけでなく、子どもも身につけてもらいたい〈イイタイコト〉を身につける術が本書に収録されています。自分の思いを伝え、夢を実現させたい方はぜひご一読ください。

#瞬読アウトプット #1分書評 #Z会 #小学生 #イイタイコト #話し方 #プレゼン #物語 #ストーリー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?