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並木裕太(編著)青山正明+藤熊浩平+白井英介(著) 「コンサルが読んでる本 100+α」

・本書は、エレクトロニクス、航空、インターネット、エンターテイメント、自動車などの日本を代表する企業の戦略コンサルタントを務める並木裕太氏と、彼が選抜した、コンサル歴数年の若手から十数年のベテランまでの三人のコンサルタントが、コンサルを目指す若い人から企業のリーダークラスにまで向けて巷にあふれる書籍の中から厳選した百冊を紹介した1冊。

コンサルが読んでる本 100+α(一部)
1『本を読む本』まずは、コンサル流読書法を知ろう
・『本を読む本』は、「読むに値する良書を知的かつ積極的に読むための規則を述べたもの」として、一九四〇年に米国で発行され、今なお世界中で読み続けられている、読書法の古典ともいえる本。
・こちらの本では、
①初級読書
②点検読書
③分析読書
④シントピカル読書
と読書の「レベル」を四段階に分類している。
・②の点検読書は、「拾い読み」をして、そもそも読むべき本か、どれくらいの時間をかけて読むべき本か、を判断する読み方である。
・具体的には、タイトルや概要紹介、序文や結論、目次や索引、各章のリード文などを流し読みした上で、
◇今の自分にとってどれくらいの価値がある本か
◇どのような目的を持って向き合うべき本か
の見当を最初につける。
・「急がば回れ」で、コンサルタントとしての"生産性"(=インプットを付加価値につなげる単位時間あたりの転換量)を高めるためには、欠かせないプロセスである。
・よいアルゴリズム(思考力や判断力、直感など)を養い、よいアウトプットを生み出すためには、どういう情報を取り組むべきかを取捨選択する「技術」が、まず持って重要だと著者は語る。
※③分析読書、④シントピカル読書の詳細については、本書をお読みください。

27『スラムダンク勝利学』アスリートに学ぶ心の習慣
・『スラムダンク勝利学』の著者は、スポーツ心理学を専門とするチームドクターで、漫画『スラムダンク』を引用しながら、スポーツに向き合う「心の習慣」を説いている。
・「心」のコンディションを把握するバロメーターとして、「セルフイメージ」という概念が紹介される。
・「セルフイメージ」を大きく保つには三つのC(集中:Concentration)/冷静:Control/自信(Confidence)が重要で、この状態をいつでもくれるようにするためには、常日頃から「全力を尽くす」ことを「心の習慣」として身につけておく必要があるという。
・逆に「セルフイメージ」を小さくしてしまう要因として、「緊張/不安/怒り」が取り上げられる。
・安西先生の「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という有名なセリフを引き合いに、「あきらめ」とは視点が未来に行くことから生じる思考で、勝手に想像の世界に入り込み、「緊張」や「不安」を呼び込んでしまっているのだと言う。
※そこから抜け出すためにはどうすればよいかについて説いているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「コンサルが読んでる本」として、「コンサル基礎」「思考法・マインドセット」「表現法・コミュニケーション」「戦略・ビジネスモデル」「組織・リーダーシップ」「リベラルアーツ・サイエンス」に分けられており、
6 ビジネスコンサルティングのコツをつかむ
13 仕事でも人生でも、最初に必要なのはミッション
23 芥川賞作家の執筆スタイルに学ぶ、コンサルタントのメッセージ作りの本質
31 「◯◯◯◯◯」は、コンサルタントの真髄
57 コンサルに必要な意思決定力は、みんな◯◯で学んだ!?
など、コンサルタントが学ぶべき領域を100冊の本を通じて理解できる内容となっている。

冒頭では、並木氏が人生に与えてきた四冊の本についても語られているが、その詳細は本書をお読みください。

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