見出し画像

【PR】吉里恒昭「イライラ、不安、無気力、トラウマ……負の感情がラクになる 「ポリヴェーガル理論」がやさしくわかる本」

・本書は、心療内科、精神科の現場でカウンセラーとして20年以上の臨床経験を持ち、様々なメンタル疾患(うつ病・PTSDなど)に対して、「からだ・こころ・発達・対人関係」の側面からセラピーを行う著者が、「ポリヴェーガル理論」という新しい自律神経理論をベースにした「考え方」を通じて、あなたの悩みの解決にきっかけを与えてくれる1冊。

・ポリヴェーガル理論とは、交感神経と2つの副交感神経(本当は迷走神経)の3つの自律神経で捉えていくという点が特徴的である。
・ポリヴェーガル理論の「ポリ」は「多数・多重」という意味で、「ヴェーガル」は「迷走神経」と訳される。つまり、日本語では「多重迷走神経理論」と呼ばれている。
・ポリヴェーガル理論の副交換神経は、
◇背側迷走神経複合体
◇腹側迷走神経複合体
という名称であるが、本書では、
◇赤(交感神経)
◇青(背側迷走神経複合体)
◇緑(腹側迷走神経複合体)
と3色で自律神経を表している。
・赤は「動く・活動する」ときに働く神経で、赤が強く働くときは危険に遭遇して「戦う・逃げる」必要があるときである。
・これは、「アクセル」の神経とも呼ばれ、この神経が活発な状態は、「能動的な状態」ともいわれる。
※青(ブレーキ)、緑(緩やかなブレーキ)の神経の詳細は本書をお読みください。

・人の悩みは「人間関係」「健康」「お金(経済的不安)」の3つに分類される。これらの悩みは、
①問題の原因を考える
②正しい解決法を勧める
という話に展開していく。
・①のパターンに発展した際、「問題には原因となる人がいる」「悩みを解決するためには悪者を正す必要がある」という発想で、悩みをこじらせてしまう大きな原因になり得るのだ。
・①の悩みの解決には、「原因探し/悪者探し」の渦から「いかに離れるか」ということがポイントになる。
・具体的には、
⒈「人を問題にする」発送に気づく
⒉「どうしてじぶんはこんなに問題があるのだろう」という問いだけではなく、「私はどうしたいのだろう」「どういう自分でありたいのだろう」という問いを立てる
という過去だけに意識を向けるのではなく、未来に意識を向けるイメージを立てることを著者は提案している。
※②(正しい解決法を勧める)の注意点ならびに、これらを「ポリヴェーガル理論」を通じて、どのように解決に向けていくのかについての詳細は、本書をお読みください。

・本書は、「悩みをこじらす人の共通点」という序章から始まり、「『ポリヴェーガル理論』とはどういう理論?」「3色についての理解を深めよう」「ポリ語で生活してみよう」「緑を増やす方法」「悩み方や体験を変えよう」「体にもっと関心を」という章で構成されており、
◇ポリヴェーガル理論の概要ならびに「赤・青・緑」について
◇神経(赤・青・緑)のブレンドについて
◇まずは〇〇することが第一歩
◇顔・首・〇・〇にアプローチする
◇日常生活でポリ語を取り入れるポイント
といったポリヴェーガル理論を通じて、イライラや不安などのネガティブな感情の実態と、それらをラクにする対処法をイラストでわかりやすく解説した内容となっている。

負の感情がラクになる方法として、
◇メトロノーム体験
◇マインドフルネス(呼吸・食事・歩く・ストレッチ)
◇スワイショウ(中国の健康体操)
◇筋弛緩法(きんしかんほう)
◇セルフハグ
などがあり、そちらもイラスト等で丁寧に説明している。

本書で大切にしているのは、悩みや問題を解決する方法ではなく、悩みや問題との距離感を含めた、「悩み方・あり方」である。
ポリヴェーガル理論を生活に取り入れると、問題や悩みの視点が変化し、日常生活がラクに過ごすことができます。今回の紹介を読んで、少しでも心に引っかかることがある場合は、ぜひ本書を手に取ってみて、実践してみてはいかがでしょうか。

#PR #瞬読アウトプット #1分書評 #日本実業出版社 #ポリウェーガル理論 #不安 #トラウマ #悩み
Amazonはこちら
https://amzn.to/4aFQdaE

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?