男の子

私は私で生まれてよかった。それでも生まれ変わったらなりたいもの、それは男の子。「男の子になりたいなあ」と漠然に思っていたことを今日なんとなくちゃんと考えたので、書き出してみます。記録までに。

男の子になったら大きな声で歌ってみたい。少し口の悪い歌詞の歌とかを何も気にせず歌ってみたい。女の子でもできるけど少し気が引けちゃう。これは私の性格上、少し小っ恥ずかしくて。男の子はみんな堂々と歌ってるイメージだから気持ちいいだろうなぁって憧れ。合唱コンクールを除いて。合唱コンクールでは声が出ないようになってるのかな。

男の子になったら、Tシャツを脱いでそのまま蛇口の水を頭から被りたい。脱ぐことも何も気にせず髪の毛を濡らすことも女の子はできない。メイクが剥がれて誰だかわからなくなる、マスカラが落ちてお化けになる。クレンジングもないのにそのまま家に帰れない。濡れたままの髪も傷んで、楽しさと引き換えに後悔しかなくなる。

男の子になったら、服や怪我を気にせず暴れ回りたい。スライディングとかドッチボール、サッカー、野球。ドロドロになって汚れてみたい。服汚れるの嫌だし、足や腕に傷ができるのも嫌。それに紫外線の下にずっといるのも嫌。日傘を持ってスポーツは出来ないですから。

男の子になったら、定食屋さんで大盛りにしておかわりもしたい。今でも全然できるんだけど、やっぱり体型とか罪悪感とか寝る前に襲ってくるからそれが嫌。男の子になったらそういう罪悪感とかはないんだろうなと思うと羨ましい。私も本当はもっと食べたい。

男の子ってラクそう、楽しそうと思ってるのは私が男の子じゃないからだよね。男の子の表面部分しか見えてないからこんなことが言えるわけで。男の子は男の子で嫌なことも大変なこともあるのに。嫌な気持ちにさせてたらごめんね。

ここまで性別で括ってきたけど、時代はもう令和。男の子でも女の子でもない、ただ1人の人間としてやりたいことを我慢せずに好きなようにできる時代になってきている。

でもやっぱりなかなか浸透しないのは、多分みんな「男の子なんだから」「女の子なんだから」って言われてきたからです。これは1種の呪いだと思ってます。一生解けない呪い。頭でわかっていても心がついていかない。

女の子が「ランドセルは青がいい」と言ったら「いいよ」って、男の子が「ランドセルは赤がいい」って言ったら「いいよ」って言ってくれる環境が普通になるといいよね。

自分が決めることに他人の言葉なんかいらない。周りの目よりも自分が何がしたいか、何が好きか。勝手なルールもよくないけど、嫌だと思ったら伝えないと。我慢しなくていいんだよ！！

と、少し話がズレたのでここまで。

ちなみに1番なくしてほしいもの「暗黙の了解で残業・上司が帰るまで帰らない」です。私は全然帰ってるけど。へへ。

それでは皆様、良い夢を。