旅屋おかえり

みなさんどうもおはこんばんにちは。
ichiです。

本日は読了記事です。

さっそくいってみましょう！

今回は原田マハさんの作品です。

原田マハさんといえば、なんともいえぬ魅力ある文章が僕の中で話題の作家さんです。

マハさんの作品はこれで3作目になります。

まずは、いつも通りあらすじから参ります。

主人公は売れないアラサータレントの丘えりか。

通称「おかえり」

ひょんなことから唯一のレギュラー番組が打ちきりになってしまう。
このままでは、所属事務社もおかえりも今後の道が断たれてしまう。

そんなどん底の中、運命を変える出会いが。

私の変わりに旅をしてくれませんか？

依頼人の願いを叶えるため、おかえりは旅代行を主な業務とする「旅屋」を始める。

そこでたくさんの人と出会い、触れ合う。

そんなお話しとなっております。

一言で申しましょう！

めっっっちゃよかったです！
すごい僕の好みの物語でした。
本当にドンピシャって感じです。

ハイキューの変人ソッコーにひけをとらないくらいドンピシャでした。(伝わない人は申し訳ない)

人はなにかしら胸に抱えて生きていて、自分の中で戦いながら精一杯生きている。

だからこそ、
思いやる気持ちだったり、
助け合いだったり、
何かに支えられながら皆生きている。

本作は「おかえり」の旅を通して
そんな人との繋がりに触れ合える、とてもあたたかな物語でした。

終盤はもう僕の涙腺ダムは決壊しており、泣きながら読了しました。

間違いなく僕の歴代トップ10入りはするのではないかと思います。

この小説に出会えて本当によかったです。

集英社様の企画、『ナツイチ』に感謝です。

繰り返しになっちゃいますが、本当に心あたたまるお話しです。

世の中暗いニュースが多いですが、
そんなときこそ、旅にでたいですね。

こんなご時世だからなかなか難しいかもしれませんが、本の世界での旅ならなんも文句ないですよね？

とは、言いましてもいい加減堂々と旅行できる世の中になってほしいもんですな！！

本を片手にバックパックひとつで目的もない旅をしたいです。

ではまた