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沈黙のパレード

みなさんどうもおはこんばんにちは。
ichiです。

読了記事です!
こちらも久しぶりですね。

今回は東野圭吾さん
沈黙のパレード

ガレリオシリーズ第9段になります。

ネタバレ注意!!


早速あらすじからまいります!


数年前に失踪した女性の死体が民家の焼け跡から発見された。

容疑者に浮上した男は、以前にも女児誘拐殺人事件の容疑者として警察に逮捕された男だった。

今回も前回も状況証拠も揃っており、あとは男が容疑を認めるだけという状況。

しかし、男は黙秘を貫くことで、証拠不十分として釈放されるのであった。

数多くの人間に悲しみを与えた事件はここで終わったかと思ったが、事態はいきなり急変する。

なんとその男が何者かに殺されたのだ。

警察は被害にあった関係者達を疑うが、死亡推定時刻では各々アリバイが。

犯人は誰なのか?
どのようなトリックを使ったのか?

2つの事件が複雑に絡み合う難問にガリレオが立ち向かう。


あらすじはこんな感じです。


この物語の面白いところは主要人物が被害者、容疑者どちらの立場にも立つところですね。


それでは感想に!

被害者の男には悪いですが、同情の余地はないですね。
復讐されて当然と思えるくらい不快な男でした。


だからこそ、捜査が進むに連れて容疑者サイドの人物には、警察に屈しないでほしいと思いました。
事件が迷宮入りすればいいのにと思うくらい。

今回は心理描写がえぐかったですね。

読んでで辛い描写が沢山ありました。



また、物語の構成がいつものガリレオシリーズとすこし、違うなと感じますね。

いつもはトリックや仕掛けがメインでその謎にガリレオ先生が挑む。
そんなイメージなのですが、今回はトリック事態は意外にあっさりと解決しちゃうんですよね。

その後のガリレオ先生が素敵なんです。

人間味が溢れてあるというか。
人情にあついというか。

ガリレオ先生は名前の通り、物理学者で、基本的に物事を論理的に考える人間なんですけどね。
今回は感情が表に全面的にでていた気がします。



ガリレオ先生曰く、以前解決した事件について後悔しているとのことです。

その事件とはガリレオシリーズ第3段
『容疑者Xの献身』
のことな訳ですが、、

僕が大好きな物語の1つです。

ここで語るととんでもなく長くなるので詳しくは是非読んでください。

1つ言えることはとんでもなく悲しい事件だったということです。


ガリレオ先生の内なる想いを聞いて
後悔を胸に、自分なりに変わろうとしてたのかなぁと思うと涙しました。

とりあえず、人情味溢れたガリレオ先生に会えて僕は満足です。

ありがとうございました。


東野さんのシリーズものは
有名どころが今回の

ガリレオシリーズ 
   と
加賀恭一郎シリーズ

なのですが、本当に面白いです。


どちらも10作ずつくらいでてるので読むのは大変かと思いますが気が向いたら是非とも読んでみてください!

勝手ながら個人的にスキなのは
ガリレオシリーズ
『容疑者Xの献身』
加賀恭一郎シリーズ
『新参者』

ですね!


ではまた



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