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ギリギリでいつも生きたくないから〜

2024/6/22(土) PM7:09記

以前,記事にしたが私は職場まで電車通勤をしている。
時間にして約45分。

大体ボケーっと車窓から景色を見るともなく見ているか,ラジオを聴くか,YouTubeを観るか。

はたまたno+eに投稿する記事を書くか。
今はまさにそうだ。

稀に上記以外の選択をすることがある。
それが "読書"。

基本的に活字は受け付けないようにできているのだが,何故か興味をそそられたものやファッション関係の書籍はたまに目を通すようにしている。

あとは "誰かが貸してくれた本"。

前職場で単身赴任をしていた時も同じ課の先輩が,こっちの単身寮は暇だろうからと,ちょくちょく本やDVDを貸してくれた。

普段,活字のみの書籍に触れない人間からすると,このような施しは大変ありがたい。
自らは中々手に取らないからだ。

6月21日(金)の昨日も車内で本を読んでいた。
現職場の年配スタッフが貸してくれたものだ。

『底辺駐在員がアメリカで学んだギリギリ消耗しない生き方

貸してくれたスタッフ曰く,私の物事の見方や考え方が著者と似ているため,共感できるのではないかという見込みからのご厚意だ。

人気書籍を出版するような方とは似ても似つかないので,その点は見当違いなのだが,わざわざ自分に貸してくれた計らいは大変ありがたい。

まだ完読していないが,活字アレルギーの私でもスラスラとページをめくることができ,とても面白い。

内容については細かく触れませんので,気になった方はぜひお手に取ってみてください。
持ち主に返却したら自身で購入しよう,私ですらそう思える程です。

今回は,著者が母親をザ・リッツ・カールトン日光へ連れて行く孝行話の章の文中で私が目に留まったワードをご紹介します。

"4月初旬の日光は、桜はまだ蕾で残雪を撫でる風が冷たかったです。ホテルへ向かう途中,いろは坂のヘアピンカーブで……以下省略"

残雪と言えば,小学生の頃の国語の授業で習った椋鳩十さんの童話『大造じいさんとガン』,
いろは坂と言えば,エンペラー須藤 京一のホームコースで,小柏 カイがオキテ破りの地元走りを披露したヘアピンカーブを真っ先に思い浮かべる。

全然関係ないことを思い出している。
この文章が記載されているページはp.108。

偶然にも煩悩と同じ数のページで,余計なことを考えている自分に気づく。

でも,私にとって小説はこれくらいで良いのだ。
眉間に皺を寄せながら没頭するよりも,気軽に開いたり閉じたりできる,根を詰めずに読める本が肌に合っている。

ギリギリどころか極力消耗しない生き方を望む私なのだから。

以上,さぁ思い切り閉じこもろう。理想を手に入れるんだ。

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