書家/刻字家 濵 一蝶 | ICCHO Hama

ドライブ中に見つけた書道教室の看板に惹かれ書道を習い始める。 コロナ禍をきっかけに上場…

書家/刻字家 濵 一蝶 | ICCHO Hama

ドライブ中に見つけた書道教室の看板に惹かれ書道を習い始める。 コロナ禍をきっかけに上場企業を退社し、大学で非常勤研究員をしながら書家の道を歩み始める。書・刻字をベースにした独自のビジネススタイルを模索している様子を綴っています。

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  • テクノロジーで新しい書を考える

    書はわからないと言われたのが悔しくて、書に馴染みのない方や海外の異なる言語を使う方にも伝わる表現はないだろうか?といつも考えていた。 そんな時、Lancersが運営する新しい働き方LABでLenovo Glasses T1を使った企画に参加し、最先端テクノロジーと掛け合わせたら、今より伝わる表現ができるのではないかと『新しい書』のカタチ作りに挑戦しています。

  • 書家 一蝶になるまで

    私のビジネススタイルに辿り着くまでの考えたこと・思ったことを集めています。

  • 書体マニアの解説書

最近の記事

【テクノロジーで新しい書を考える_6】書き手の想いは受け手に伝わった?#予備実験

書に馴染みのない方や異なる言語を使う海外の方にも伝わる表現を求めて、Lancersが運営する新しい働き方LABでLenovo Glasses T1を使用し、新しい書のカタチ作りに挑戦している。デジタルカリグラフィーにも精通しており、いつも沢山の気付きをくれるMikiさんにお声がけをし、新しい書作りに挑戦しながら、一緒に書とは何かを考えてもらっている。 少しづつAR書道作品が出来上がってきているので、そろそろ書き手の思いが伝わっているかを検証する方法を考えておきたい。 書き

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    • 【テクノロジーで新しい書を考える_12_最終報告書】「スマートグラスで『働く』のウェルビーイングは高まるのか?」

      2023年6月から12月まで、ランサーズ新しい働き方LABの研究員制度「スマートグラスで『働く』のウェルビーイングは高まるのか?」に参加し、Lenovo Glasses T1と書の可能性を探究しました。この投稿は、濵一蝶とMikiの共同執筆による、実験の最終報告書です。 私たちについて書家/刻字家で、大学で研究員を務める濵一蝶と、書道が好きな会社員Mikiによるユニット。共通の知人を介して、虎ノ門で一緒に書道をしたことをきっかけに親交を深める。今回の実験では、お互いの書への

      • 【テクノロジーで新しい書を考える_11】書道ARメジャーデビュー!!

        Lancersが運営する新しい働き方LABでMikiさんとLenovo Glasses T1と書の可能性を探究している。あたらぼの実験が始まって約半年間、試行錯誤を重ねながらAR(拡張現実)書道の作品を作り続け、たくさんの方々に鑑賞してもらってきた。 嬉しいことにアタラボの活動外で書道ARをお披露目できる機会を頂いた。 1. 京都嵐山 天龍寺 宝厳院 茶会12月 京都嵐山 天龍寺宝厳院で行われる茶会の薄茶席でのお軸を書かせてもらえることになり、折角なので茶室に電子機器を置

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        • 【テクノロジーで新しい書を考える_10】作品制作のご依頼編

          書に馴染みのない方や異なる言語を使う海外の方にも伝わる表現を求めて、Lancersが運営する新しい働き方LABでLenovo Glasses T1を使用し、Mikiさんと新しい書のカタチ作りに挑戦している。 あたらぼの実験が始まって約半年間、試行錯誤を重ねながらたくさん書道AR(拡張現実)の作品を作り、たくさんの方々に鑑賞してもらってきた。 嬉しいことに、書道ARの制作や発表の機会のお話が来るようになった。 1.茶事での掛軸書道と深い関係があるということで、茶道を習い始

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        • テクノロジーで新しい書を考える
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        記事

          【テクノロジーで新しい書を考える_9】Chill Fes 2023 in 能古島での活動報告

          Lancersが運営する新しい働き方LABでLenovo Glasses T1を使用し、『新しい書』のカタチ作りに挑戦している。ここまでの活動を踏まえて制作した作品群を持って、2023年10月21日、福岡県博多湾に浮かぶ日本で一番チルな島に日本・海外からもノマドが集結するCHILL FES 2023に参加した。 活動計画はこちらから。

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          【お知らせ】12/11 書道AR体験 at 渋谷 青の洞窟

          書道が大好きでデジタルカリグラフィーにも精通しているMikiさんとテクノロジーと書の新たな可能性として書道ARの作品を制作しております。 この度、よくご一緒させて頂いているSHIBUYA Well-beingラボ様とのご縁で、12/1~ 25に渋谷で開催される青の洞窟 クリスマスマーケット「神南SLOTH」のテントブースにて、書道AR体験を出店することになりました! ◾️日時12/11 (月) 15:00- 21:00 (イルミネーション点灯 17:00) ◾️場所クリ

          【お知らせ】12/11 書道AR体験 at 渋谷 青の洞窟

          【テクノロジーで新しい書を考える_8】Chill Fes 2023 in 能古島での活動計画

          ノマドの皆さんにスマートグラスでARアートを体験してもらう!書に馴染みのない方や異なる言語を使う海外の方にも伝わる表現を求めて、Lancersが運営する新しい働き方LABでLenovo Glasses T1を使用し、『新しい書』のカタチ作りに挑戦している。 ここまでの実験の内容を踏まえて、全国/海外のノマドの皆さんにスマートグラスでARアートを体験してもらおうと考えてます!!! 1.盆踊り 無駄団×書道ARコラボ無駄団メンバー もんちゃんとのご縁で、コラボさせていただきま

          【テクノロジーで新しい書を考える_8】Chill Fes 2023 in 能古島での活動計画

          【テクノロジーで新しい書を考える_7】#中間報告書

          書に馴染みのない方や異なる言語を使う海外の方にも伝わる表現を求めて、Lancersが運営する新しい働き方LABでLenovo Glasses T1を使用し、新しい書のカタチ作りに挑戦している。いつも沢山の気付きをくれるMikiさんと一緒に書とは何かを考えながら活動を進めている。ここで、非常に学びのあった前半戦を振り返る。 書道AR作品の制作感覚的に伝わる書を目指し、テクノロジーを駆使して想いを詰め込んでみる。以前からAR(拡張現実)に興味はあったものの、この実験を始めた時の

          【テクノロジーで新しい書を考える_7】#中間報告書

          【テクノロジーで新しい書を考える_5】字にたっぷり想いを詰め込んでみる -作品作り編3-

          書に馴染みのない方や異なる言語を使う海外の方にも伝わる表現を求めて、新しい書のカタチ作りに挑戦している。 前回の制作では、ぺらぺらの2Dの書に動きをつけてみたものの、3D空間にうまくマッチしなかった。字を立体的にモデリングする方法を教えてもらい、馬の書を立体的にし、関節をつけることに成功した。 完成したモデルをAR空間においてみる

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          【テクノロジーで新しい書を考える_5】字にたっぷり想いを…

          【テクノロジーで新しい書を考える_episode0】ARに着目した理由

          『キティちゃんみたいな作品を作りたい』 もうすぐ生誕50周年を迎え、世界的に有名なキャラクターであるHello Kitty。元祖・愛されキャラのキティちゃんみたいな作品が作りたい!!と何年か前に漠然と思った。自分でも何を言っているのかわからないが、何故こう思ったのか、この謎を紐解いていく。

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          【テクノロジーで新しい書を考える_episode0】ARに着目し…

          【テクノロジーで新しい書を考える_4】字にたっぷり想いを詰め込んでみる。 -作品作り編2-

          書に馴染みのない方や異なる言語を使う海外の方にも伝わる表現を求めて、Lancersが運営する新しい働き方LABでLenovo Glasses T1を使用し、新しい書のカタチ作りに挑戦している。デジタルカリグラフィーにも精通しており、いつも沢山の気付きをくれるMikiさんにお声がけをし、一緒に書とは何かを考えながら、新しい書作りに挑戦している。 前回の気付き前回の試作品1『忙しない過去』ではらくがきARアプリに組み込まれたコミカルな動きに助けられ、どんな過去だったのかが伝わっ

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          【テクノロジーで新しい書を考える_4】字にたっぷり想いを…

          【テクノロジーで新しい書を考える_3】字にたっぷり想いを詰め込んでみる。 -作品作り編1-

          書に馴染みのない方や海外の異なる言語を使う方にも伝わる表現はないだろうか?といつも考えていた。この度、Lancersが運営する新しい働き方LABの大人の自由研究の機会に、最新テクノロジーの力で新しい伝わる表現に挑戦してみることにした。まずは、自分の作品に想いや意図をたっぷりと詰め込んでみる。をやってみる。

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          【テクノロジーで新しい書を考える_3】字にたっぷり想いを…

          【テクノロジーで新しい書を考える_2】字にたっぷり想いを詰め込んでみる。 -動機編-

          書はわからないと言われたのが悔しくて、書に馴染みのない方や海外の異なる言語を使う方にも伝わる表現はないだろうか?といつも考えていた。 そんな時、Lancersが運営する新しい働き方LABでLenovo Glasses T1を使った企画があることを教えてもらい、最先端テクノロジーと掛け合わせたら、今より伝わる表現ができるのではないかと新しい書のカタチ作りに挑戦することにした。 書道はもちろんデジタルカリグラフィーにも精通しており、いつも沢山の気付きをくれるMikiさんにお声

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          【テクノロジーで新しい書を考える_2】字にたっぷり想いを…

          【テクノロジーで新しい書を考える_1】スマートグラスを通して見た「次世代の書」はコミュニケーションを豊かにできるのか

          この度、新しい働き方LAB研究員第3期生に選出していただき、大人の自由研究をすることになりました。 【Lenovo指定企画】 スマートグラスで「働く」のウェルビーイングは高まるのか? 「書はわからない」や「読めない」と言われることが結構あります。 書に馴染みのない方、海外の方など異なる言語を使う方にも伝わる表現ができないだろうかと常々考えていました。本企画において、最先端テクノロジーと掛け合わせることで新しい書のカタチに挑戦し、コミュニケーションに活用することでウェルビー

          【テクノロジーで新しい書を考える_1】スマートグラスを通して見た「次世代の書」はコミュニケーションを豊かにできるのか

          「生きた情報」 の見分け方

          『なんでサカナを上から描いてるの?』 幼稚園でおさかなの絵を描く時間に言われた。みんな左むきに描いていた。 当時の私は上からのサカナしか見たことがなかった。 海を覗いているとき、池の中の鯉、魚を釣ったバケツの中、金魚に餌をあげているとき、生きているサカナはいつも上からだった。 食卓に並ぶさかなは原形を留めていないことがほとんどだし、潜らないと横からなんか見られない。海に潜っても左向きとは限らない。 でも、世の中の大抵の魚は左むきに描いてある。 みんなはどこで左向きの魚

          「生きた情報」 の見分け方

          目の前の人との会話は何よりもエンターテインメントだ

          『娯楽の少なさにビックリするよ』 お仕事の都合で1年間のアメリカ生活をすることになった時、友人に言われた。 今まで気がつかなかったが、日本は娯楽大国だ。 楽しいものがたくさんある。特に大都市に住んでいれば、テーマパーク、ショッピングモール、おいしいご飯に各種イベントなど、やること見るもので溢れていて、新しいものがどんどん どんどん出てくるので、暇を潰すに困らない。 友人が言うように、確かにアメリカは娯楽が少なかった。 少なかったけど、すっごい楽しかった。 楽しそうに

          目の前の人との会話は何よりもエンターテインメントだ