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小学生の時、姉が出来た


№212 今回紹介するお話

「母の友人が亡くなり、その子供を引き取ったことで私に姉が出来た」

今回紹介するのは、小学生の頃に母親の友人の子を引き取ったことで、突然姉が出来たものの、どのように接していいかわからない中、いろいろな事を経て家族になっていったという、当時を思い出しながら状況を綴った女性の投稿です。

投稿時期に関して
まとめサイトのコピペから2014年10月26日の投稿を確認しましたが、違っていたらごめんなさい。

このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。

投稿内容

小学生の時、姉が出来た。

母の親しい友人が亡くなり、押し出される形で引き取った娘だ。

今思えば、一番最初、母は姉の親戚がいかにひどいかを力説するだけでこれからどう姉を見ていくか、目をそらしていた。

姉になる人は二重の切れ長のきれいな人で私はなんだか複雑な気分で母も私も姉をどう扱えばいいかとても困惑していた。

そんな中、父だけが違った。

「◯◯ちゃん、コンビニでアイス買ってきてよ。俺クッキー&クリーム」
「俺将棋好きだから、将棋覚えて相手してよ」
「犬貰ったから、◯◯ちゃん育ててしつけしてよ」

姉が断れないのを良いことに、無理難題を押し付けた。

最初はどうしてそんな事をしたのか分からなかった。

酷い父だと思った。

でも、姉と一番会話をしているのが父だった。

それに気づいて私も姉に甘える事にした。

「◯◯さん、宿題分からないとこ教えて」
「具合悪いから休むって◯◯さんから、お母さんに言って」
「これ食べてみたいから、◯◯さん頑張って作って!」

姉はちょっと困った顔をするけれどそんな時は「お姉ちゃんお願い!」と言うと姉はなんでも聞いてくれた。(料理は苦くて、みんなで頑張って食べた)

気づけば姉は、父と私の相手でいつも走り回っていた。

それをどう思っていたかほんとのところは分からないのだけれど姉に依存する父と私、見守りながら姉をフォローする母。

そうやって私達は家族になっていったんだと思う。

少し大人になった今 時々「お姉ちゃんお姉ちゃん」って呼びかけるとお姉ちゃんはちょっと照れて「お父さん私ちゃんがイジメる」と助けを求める。

父は「シロ、この飛車を蹴っ飛ばして」と老犬に助けを求める。

家族が一人増えるって、こんなに幸せだなんてあの時思いもしなかったよ。

YouTube

このお話を元に作られた動画がありましたので、ご紹介します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。

(2ch)ひまつぶしチャンネル『LAN』

思い出のゆっくり2ch

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。

なお、掲載している画像は いらすとや 様、みんちりえ様から頂きました。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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