お花のお弁当
№229 今回紹介するお話
今回紹介するのは、遠足で一人の女の子のお弁当がお花でびっしりだったのを目にし、この子は数週間前に母親を亡くしていることを知っていたにも関わらず、何もしていなかったことを後悔したという内容の、第三者的な立場での投稿です。
投稿時期に関して
詳しい時期は確認出来ませんでしたが、個人ブログに2013年5月13日に今回のお話が掲載されていましたので、実際の投稿時期はそれ以前と思われます。
このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。
投稿内容
遠足の日、お昼ご飯の時間になり、子供たちの様子を見回って歩いていた時、向こうの方でとても鮮やかなものが目に入ってきました。
何だろうと思って近づいて行くと小学校三年生の女の子のお弁当でした。
中を覗いて見ると、お花でびっしりのお弁当箱でした。
実は、その女の子の家庭は、お母さんとお父さんとその女の子の三人の生活でした。
しかし、遠足の数週間前に、お母さんは交通事故で亡くなってしまったのです。
それ以来、お父さんと女の子の生活が始まりました。
お父さんの仕事はタクシーの運転手さん。
一日交代の勤務で遠足の当日は勤務の日でした。
でも、お父さんは炊飯器でご飯だけは炊いてくれていました。
女の子は一人で起きてご飯を弁当箱につめます。おかずは自分で作らなければなりません。
家にあるのは梅干とたくわん。
そこで、おかずを作り始めます。
小学三年生の女の子にできたのは、ぐじゃぐじゃの卵焼きだけでした。
そのぐじゃぐじゃの卵焼きを白いご飯に入れたとき女の子はお母さんが生きていた頃のことを思い出します。
お母さんが生きていた頃は、とても素敵なお弁当を作ってくれました。
同時に今日もって来るお友達のお弁当箱が気になり始めます。
お母さんが作ってくれる可愛らしい綺麗なお弁当。
そう思って自分のお弁当箱をのぞいた時真っ白いご飯に黄色のぐじゃぐじゃの卵焼きだけ。
女の子は思わずお母さんの仏壇の前に行き仏壇にさしてあったお花をちぎって持ってきて自分のお弁当箱に入れびっしりとお花で埋め尽くしたお弁当箱を持って来ていたのです。
この女の子の担任は、遠足から帰ると大声で泣きました。
この子の生活を十分知っていた自分であったはずなのに実はしっていたつもりでしかなかった悔しさで、泣き続けたのです。
YouTube
このお話を元に作られた動画がありましたので、一部を紹介します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。
/ゆっくりが語る1分で泣ける2ch様
ニコるん様
思い出のゆっくり2ch様
(2ch)泣き笑いほっこり『LAN』様
さいごに
私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。
しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様、イラストAC様、illustimage様から頂きました。
最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。
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