見出し画像

花束を貰っても全然嬉しくない女の心理

こんにちは。いぶし銀子です。

突然ですが、皆さんにとって『花束』ってどんな存在ですか?
誕生日?記念日?授賞式?歓送迎会?
『花を持たせる』という言葉があるくらいですから、
花束=祝い事 感謝の気持ちを伝えるツールといった理解で
大体の方が違和感ないのではないでしょうか。

では皆さんは、花束、貰ったら嬉しいですか?
これには大体の方がYESと答えそうですね。

ただ、実は私は花束って貰っても全然嬉しくないんです。
むしろ花束は嬉しくないどころか、貰うと凄くゲンナリするアイテム。
今日はその理由について記していきます。

1  手入れが面倒くさすぎる
2 値段が高い
3 花束を渡してくる人の想像力の無さが嫌い
4 一瞬の『わあ』の為だけに消費される花がかわいそう
結論:プレゼントは貰う人の気持ちを考えて贈ろう


1  手入れが面倒くさすぎる

花束を貰った後にせねばならないこと

花束をもらいました。わあ綺麗。ここまではいいんです。
だけどそこから後は最悪です。

まず綺麗に綺麗にラッピングされた、包装紙やリボンを外す。
割と豪華なので適当に破くわけにもいかないですし丁寧に。
でも使い道なんてないので、結局ゴミ箱行きです。

一瞬の『わあ』のためにお勤めご苦労様って感じ。

次に茎についたゼリー状のものを綺麗に洗い流し、
一本一本丁寧に切り戻し。
これをしないとすぐ枯れてお花かわいそうですからね。

それから花瓶に活け、その後は毎日水換え&切り戻し。
めんどくさいったらありゃしない。
ただそれをきちんとやらないと、すぐ枯れるでしょ?
例えばそれが夫から誕生日に送られた花だったら?

せっかく僕が送ったものなのに、すぐに枯らしてしまうなんて
と思われても癪でしょ?

はい?ドライフラワーですって?
毎日他にもやることがたくさんあるのに、わざわざそんな手間をかけろと?
しかもドライフラワーってパリパリなので床が汚れるし、
色褪せた枯れた花を飾っておきたい?って全然思わないんですよね。

2 値段が高い

一瞬のの『わあ』のために使われる花束ですが、
地味に凄く高いですよね。

一瞬だけ役に立って、その後は上述したように手を煩わせられる挙句に、
しなびた花を捨てるところまでやらなきゃいけないブツなのに。

だったらその1万円でアクセサリーや口紅をくれた方が嬉しいんですよ。
形として一生残ってくれますし?

普段は食べられない超高級チョコレートとかもいいですね。
5,000円のどうせ枯れる花束を貰うより、
一粒1,000円のチョコの詰め合わせの方がずっと嬉しいんですよ。
そういう人って少ないんですかね?

3 花束を渡してくる人の想像力の無さが嫌い

花束を贈る人って、自分の頭でちゃんとものを考えてないんですよね。

つまり、誕生日=花束みたいな感じでテンプレートに沿って
行動をしているだけというか。

しかも贈る側は『買う→お金を払う→渡す』でフロー完結ですけど、
貰った側は『貰う→包装を捨てる→切り戻しと水換え(枯れるまで毎日)
→枯れたら捨てる』までを全部やらなきゃいけないんですよね。

まあつまり、花を贈ってくる人というのは貰った側の人の手間を
全く考えていないんですね。そういう想像力の無い感じが私は嫌いなんですよね・

特に出産してお祝いで『おめでとう!』と花束を渡すアレ。
凄まじい想像力の欠如だなと思います。
大怪我状態の体を抱えて、泣きわめく赤子の世話をしながら、
花の手入れまでしろってか?と思うと思いますよ普通に。

4 一瞬の『わあ』の為だけに消費される花がかわいそう

これが一番大きな理由かもしれないです。

花が嫌いなわけじゃ無いんですよね。
好きだからこそ花束って嫌いなんです。

だってせっかく育って、せっかく蕾をつけたのに、
チョン切られて、その後はいくら手入れしたって枯れて
最終的にゴミ箱行きという運命じゃ無いですか?

花を捨てる時に本当に悲しい気持ちになるんですよね。
なんだか『綺麗じゃなくなったら用済みか』みたいな
哀愁に満ちた気持ちになるわけです。

枯れていく様をみるのも辛いですよね。
『ああ綺麗だったのは一瞬で、種を残せるでもなく枯れるのね』
とか思ってしまうわけです。これは普通に苦行ですよ。

私花自体は好きなので、鉢植えで貰ったら嬉しいんですよ。
枯れないし、ずっと愛していくことができるから。
10年後とかに『あの時もらったあの花が今年も綺麗に咲いた...』
とか最高でしょ?

でも花束ってそうじゃ無いんですよね。
そういうエコじゃ無い感じがそもそも嫌いなんですよね。

結論:プレゼントは貰う人の気持ちを考えて贈ろう

結論はこれに尽きるのかなあと。

『〇〇さん妊娠したらしいよ?花でも贈ろうか』
→身重の体で花の世話ですか?お前が最後まで水換えするならいいですけど。

『〇〇さん今までありがとうございました!ご退職後もお元気で』
→そうやって立派な花束を例えば仕事一筋の男性なんかに贈って、
持ち帰られた花はどうなりますか?嫁が世話するんですよ?
本当いらないです。どうせ枯れるし。

そういう風に私は思うんですよね。なので、花を人に贈ったことは一度もないです。プレゼントはその方が貰って嬉しいものをお贈りするもの。
相手が本当に欲しいものをしっかり考えていれば、
出産祝いで花束みたいな発想がそもそも出てこないと思うんですよね。

この記事を読んだ方はこれをきっかけに、
自己満足ではない贈り物について
考えてみてください。

ちなみに、私の母は花束をもらうととても嬉しい人のようで、
甲斐甲斐しくお世話して楽しんでいます。

そういう人にはこれまで通り贈ればいいと思いますよ。花束を。