学校ではない学校を創るⅡ

前回の記事
学校ではない学校を創る|かどた (note.com)
の続きとなります。
(今回も構想用メモに近いです)

実現のために必要なもの

①資金1億円


何をさておいてもこれ。
教員の手取り給与月額30万円を保証する以上、社会保険料なども含めて一人当たり毎月37万5000円と仮定して、年間540万円が必要になる。ボーナス抜きで、だ。
そして教員が一人だけでは学校的なシステムは完成できない。10人雇うだけで年間5400万円。
これに場所代、電気代、設備投資費、その他のランニングコストを考えていくとどうしても1億円近い金額が必要になると思われる。私の会社員としての給料では当然不可能。(そもそも、私個人の給料では毎月30万円の家庭用支出額にも達していない)

このため、「資金調達」という今までに挑戦したことのない分野でのトライと成功が絶対条件となる。

では調達手段は何があるか。

①クラウドファンディング
CAMPFIREやFor Goodなど。集まった金額と同額を村上財団が寄付してくれることでより大規模に寄付を募ることも可能な仕組みもあるらしい。

②ベンチャーキャピタルからの出資
億単位の資金調達となると、正直なところクラウドファンディングではかなり難しいと思われる。金額面でいうならこちらの方がより現実的。
ただし合同会社やNPO法人といった法人形態ではVC側が利益を得ることが難しいため、株式会社の設立が必要になると思われる。

③令和の虎
出演条件などをまだ調べるところまで手が回っていないが、資金を募るという意味で候補に挙がってくる手段のひとつ。ただし、出資側が利益を得られるかどうかや、私が考える構想に興味を抱いてくれるかが不透明。

④国や自治体からの補助金
NPO法人で設立することが必要。合同会社などの営利企業形態ではそもそも応募の段階で募集要項に合致できない。また、金額的にはどうしても目標額からすると不足気味になる。

私自身がビジネスという業界ではまだ一年目の素人なので、これら以外の手段を思いつかない。もし、この記事を読んでいる方で「こういう方法があるよ」という知識やアイデアをお持ちの方がおられたらご教授いただけると嬉しいです。

②この構想に賛同してくれる仲間

この「学校ではない学校」構想(名前がまだありません……。なにかいいアイデアありませんかね……)に賛同して力を貸してくれる仲間。
特に現役で教職員をされている方々のご意見や体験談が欲しい。

教育関係者以外では、
・税理士(生徒が社会に出たあとに必須知識となる割には学校で全くと言っていいほど教えてくれない分野のエキスパート。この「税」に関するコマも、私の考える学校では授業として取り入れたい)

・起業経験者(法人をつくるにあたって実際に経験された方々の体験談を聞けるコマも授業のひとつに入れたい。個人事業主も含まれる)

・経営者(会社員ではなく、経営の目線・考え方を、社会に出る前に生徒たちに知っておいてもらいたい。「創業者」でないのは、「創業」と「経営」では必要となる知識・経験が異なっており、「生き抜くチカラ形成=経営するチカラ」に近いため)

・AI関係に詳しいエンジニア
生徒たちが卒業するしたあと。彼らが社会で戦う相手は人間だけではない。GPT-4o「オムニ」やStable Diffusionに代表される人工知能との戦いも必要になる場面が必ず出てくる。そのときに戦う相手をよく知る人の知識を、生徒たちには今の内から習得しておいてほしいし、できればプロンプトをマスターして操るところまで進化しておいてほしい。

・その他、私の構想にアイデアや意見(批判的なものも含め)をぶつけてくれる方々。私ひとりの目線ではどうしても偏りが出てしまうので、これを軌道修正してくれる人が欲しい。

③この構想を実行できる場所

学校ではない学校(そろそろ名前が欲しい……)というからには、場所が必要。オンラインで展開されるフリースクールというかたちも考えたが、やはり最終的に「ビジネスで勝ち抜いていく」というゴールを考えると、卒業後の生徒には「経営者と呼ばれる人たちの威圧感を正面から受けながらも商談できるチカラ」が必要になる。
オンラインだけではどうしてもそのラインをクリアできない。

また、「ほかの生徒、先生たちと同じ空間を共有する」ことで発生する仲間意識、連帯感、そして人間関係のトラブルも経験してほしい。というか、経験しておかないと社会に出てから対応方法が分からずに苦戦する。ある程度の負のエネルギーと戦う経験は必要で、そのためにはオンラインよりもオフラインの方が良いと考える。
※ただし特定の空間における人間関係は、教員・生徒ともに「精神的負担を感じていても逃げにくい」という側面もあるため、これをクリアする仕組みづくりは必要。


ひとまず今回はここまで。
ご一読いただけたみなさま、ありがとうございます。

まだまだ仕組みづくりや資金調達など大きな課題ばかりですが、これをクリアしないことには先に進めないので、いつもどおりに「何を」「どうすれば」「クリアできるか」のマインドで前進していきたいと思います。

みなさまのお力を貸していただければと思います。

次回は、学校ではない学校で廃止したい旧来のシステムと、導入しておきたい生徒・教員のための仕組みを考えていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。
それでは、また。

「今日より素敵な明日を」

合同会社みらいのおと
代表 門田邦弘

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