学校ではない学校を創る

※今後の行動を明確にするためのメモに近いので内容は粗めですが、これからの「みらいのおと」を知っていただきたいので記述します。

実現するもの:
①教員の手取り給与月額30万円以上の確約
②部活顧問、エアコン掃除、校内清掃指導、地域ボランティアとの連絡調整など、「教育に関わらない作業」の外注
③生徒が卒業後に「自分で稼げる状態」の成立
④金髪やアクセサリ禁止といった意味不明校則の不採用
⑤美味い給食(教員にも、生徒にも)

イメージ:
いま存在している旧来の学校と、N高などに代表されるフリースクールの中間的な教育機関。ただし、学校法人の形態は採用しない。したがって、学校教育法や学習指導要領の縛りも受けない。

解決する社会課題:
①#限界教員 や #教師のバトン に代表される学校教員の「頼むから授業をさせてくれ」という声に応える。
今の教員は部活顧問、エアコン掃除、校内清掃指導、地域ボランティアとの連絡調整など、「教育に関わらないタスク」が多すぎて、一番重要な「生徒に勉強を教える」という任務に時間が割ける状態ではない。
→不要なタスクをすべて外注又は排除することで、教員には「生徒に勉強を教える」任務に集中し、「生徒が卒業して自分の力で生き抜いていける状態」を創り出す。

②次に給与。
教員に限らず、現代日本の企業に勤める若手社会人の低すぎる給与問題。30歳を超えて結婚もしているのに各種手当込みで手取り18万円(知人に聞いた実話)など、とてもではないが高いモチベーションを維持できるものではない。
→これを「手取り」で「月額30万円以上」を保証することで士気の回復と優秀な教員の確保を図る。

③卒業後に自分で稼げる生徒がほとんどいない。
高校や大学を卒業したあと、自分自身の力でお金を稼いでいける卒業生が今のこの国にどれぐらいいるのだろう。この国の教育機関の大半は「労働者」を量産するだけの工場であり、「起業」「経営者」「社会課題の解決」といった「ビジネス」の世界で戦える卒業生を生み出す「教育機関」ではない。少なくとも私の眼にはそう映っている。
その状態で得をするのは誰か。
「経営者層」であり、「生徒本人」ではない。
子どもたちが幸せになる土壌をつくるのが学校の、教育の役目ではないのか。
→私の構想する「学校ではない学校」で教えるのは「国語算数理科社会英語」ではない。最低限必要な国語や算数は教えるが、その他は「税金」「起業のやり方」「税理士や司法書士とのネットワークのつくり方」「日本語を第一言語としない人たちとのコミュニケーションの取り方」などだ。音楽や図画工作などは、あえて生徒にも設けた「空きコマ」で選択してもらう方式が良いと考えている(私の意見にはかなり偏りがあるので、他の意見を聞いた上で変更する可能性あり)。

なぜ私がやるのか。


すでに述べたように、今の学校教員は「明日の授業準備にさえ着手できていない状態」である。加えて、欠席した生徒の保護者への連絡、部活の見守り、校内巡回、清掃、地域団体との連絡調整といった本来するべきではないタスクまでこなさなければならない。しかも給特法によりどれだけ残業しても残業代は支給されない。ストライキは法律で禁止されている。
学校を出るのは21時。ふらふらになって帰宅して夕飯を食べ、風呂に入ってもゆっくりする暇などなく、疲労困憊の状態でようやく翌日の授業準備に取り掛かる。
こんな状況で「よーし、学校教員の待遇改善をするか! そのためにはまずあれをしてこれをして……」などという余裕があるわけがない。

一方、私は教育関係者ではない。一企業に勤める社会人でありながら、合同会社みらいのおとで行ったフードバンク活動や不登校関連座談会イベントを開催する程度の時間的な余裕がある。(金銭的には毎月赤字であるが、そこは嫁のパート代がぎりぎりカバーしてくれている。ありがとう、嫁!)
そして私は2児の父親でもある。
私の子どもたちが通う学校の状態を見ていても(がんばって勉強を教えてくれている先生には申し訳ないが)、「うちの子どもたちへの授業は万全だな!」とは思えない。しかも、子どもたちがこれから生きていくのはAIが完全台頭する未来なのだ。GPT-4o"オムニ"や"Stable Diffusion"に代表されるAIが敵となり、味方となる時代を、自分たちの力で生き抜いていかなければならないのだ。
子どもたちの未来を憂うひとりの保護者として、私にできることを考えた答えが「学校ではない学校」なのだ。

まだまだ書き足りないことが多いが、自分の中で整理できていない部分も多いので今はここまで。

批判、助言、たくさん必要です。
特に、実際に教育者として教壇に立った経験のある方々の。

「学校ではない学校」を、そこに立つ教員と、そこから巣立っていく子どもたち、そこに関わってくれるすべての人たちの幸せをつくるために。

あなたの力を、貸してください。



「今日より素敵な明日を」

合同会社みらいのおと
代表 門田邦弘

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