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まさかの復職

2022年2月から、復職に向けて出社しています。
と言っても、まずは2時間、半日、1日と少しずつ会社にいる時間を延ばし、本を読んだりして、会社に行くことに身体を慣らすというようなことをこのところやっています。
今日は1日訓練の初日で、帰宅した今、どっと疲れています。
でも、久しぶりに心境をまとめておきたいと思ったので、書いています。

21年9月に休職しました。
その時の心情は、もう会社には戻らないでした。
なので、こうして復職訓練をしている自分に驚いています。復職を決める少し前は、おめおめと復職する自分って、とてもダサいと自分に低評価を与えていました。自尊感情が低い、というやつですね。
復職訓練を受け始めるころには、というか、何がどうでもいいなという心持に変わっています。これは自暴自棄とは少し違って、「辞めようと思っていたのに戻るなんてダサいとか、私がこだわるのはそこじゃない。それはどうでもいいことかな」という心境の変化です。

なぜ、休職したのか。
その1年前の異動で、少しずつバランスを崩したということでしょうか。
当初は適応障害のような症状でしたが、心を閉じ続けた結果、抑うつ状態に移行した気がします。
休職期間中に心理学の勉強を少ししているのですが、適応障害を放っておくと、20~50%の確率でうつ状態に移行するようです。適応障害は明確なストレスが原因で3か月以内に発症し、その原因がなくなれば半年以内に回復し、女性の方が男性よりかかりやすいそうです。
なので、私も早めに病院にかかればよかったのですが、まさかその時はそんな状態だとは思ってもいなくて、結局1年後に、病院にかかりました。

自分で気づきにくいこと、他人とて、言いづらいことだと思うので、こればかりは自分で病院にかかるしかなかったのかなと思います。
徐々に追い詰められた感が、病院に行くしかないという気持ちになったのかもしれません。
まずは、適応できない新しい職場の仕事に加え、平日の始業時間が不規則になったこと、相談もなく休日にも勤務を入れられたこと。土日だけを楽しみに生きていたので、最後の糸が切れたような感じでした。
平日の始業時間が不規則になったことで、自律神経が狂い始めたのではないかと今は思っています。ある日は8時半に、ある日は9時半に、ある日は9時と。
起きる時間を決めて、早い時間に合わせて生活していればよかったのですが、行く時間を間違えないようにとか、自分の中で微調整をしている中で、土日の勤務を勝手に入れられたことがきっかけでした。
そして、心が塞ぐだけでなく、お腹の調子を崩すことが増えました。
多少健康を取り戻した今となれば、あるいは健康な時には「そんなことなんの問題もない」のですが、いつまでも我慢の上では成り立てないというのが私という人間でした。

大きな引き金はそういったことでしたが、異動とともに始めた転職活動の連敗も心を削られるものでした。
いつ面接が入るか分からないからなるべく有給休暇を取らないようにしないとということで、結局2年間夏休みや不意な有給を取りませんでした。こういうのも不調の引き金なんでしょうね。
加えて、唯一相談していた会社の後輩も実は転職活動をしていて、つい何か月か前に「実は転職が決まりました」と打ち明けられたことも、少なからず衝撃でした。
それに、気軽にランチに誘える後輩が会社を辞めてしまって、これから会社生活を復活させるにあたって、そういう同僚がいなくなってしまったのはとてもとても淋しいことでした。

長いな・・・。
もう1つ言いたいことがあります。
「会社を辞めたい」、「転職活動をしている」、まして「休職している」ということは殆ど誰にも話していません。
巻き爪のメンテナンスをしてくれる人に、かえって遠い人だからいいかと思って話してしまったのですが、行くたびに「自分なら会社を辞める」とか「自分の友人で何年も辞める辞めると言って辞めないはっきりしない人がいる」、「会社どうしたんですか?まだ休んでいるんですか?」と、行くたびに私の心にズカズカと入ってくるのです。
あぁ、この人に話すんじゃなかった。
「私なら辞めます」なんて、自分の価値観を押し付けてこられて、私の調子が狂うなと数か月前から、もう行くのをやめようと思っているのですが、どうしても巻き爪の中に魚の目ができてしまって。
ジムのちょっと年上の男性も自分の価値観を押し付けてくる。
このメンテナンスの女性もそう。
私は、頼んでいないのに自分の心の中に入ってこられて、自分の価値観で私をジャッジされるのがとても嫌だということが改めてわかりました。
だから、人に対して自分の話をしないのかもしれません。
そうなると、人と何を話すのが正しいのかよくわからなくなっているというのも、ありますが・・・。

とにかく、今の心境は、「(会社のことは)何がどうでもいい」ということ。
転職活動も消極的な活動に切り替えました。
小説教室ではどんどん作品を書かなければならないし、5年くらい通ったジムを休会し、ピラティスに切り替え、それに付随する勉強も始めました。
40代は、もしかしたら生き方を変えたいと思う年ごろなのかもしれません。
なので、会社に復職するものの、ずっとそうするかどうかはわかりません。
とりあえず異動はできるのですが、新しい仕事については明日説明があるようです。
私の中でようやく会社以外のことが正面から外れたということなのかもしれませんが、当面1日の大半を過ごす会社でうまくやり過ごせるか、その自信はありません。

久しぶりにノートを書いたら、長くてまとまりがない文章になってしまいました。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

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