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会社に居場所があったから、エンジニアだけじゃないと気づけた

コツコツ積み上げていくのが得意で選んだエンジニア

エンジニアを選んだのは、コツコツと積み上げていく作業が得意だったから。「アイビスジャパン」を選んだのは、会社説明会で対応してくれた担当者の人柄に惹かれたからです。

いくつかの会社を受けてみて、これほど丁寧に説明してくれた人はいませんでしたね。それに実際の面接でお会いした役員クラスのおふたりも期待していた通りの人柄で、ガツガツした環境が苦手な自分にとって、この会社なら安心して働けると確信が持てましたね。

自分の得意分野を活かせればずっと活躍できると思っていました。ところが、実際にエンジニアになってみて、仕事のスピード感は想像していた以上に早くついていくのもやっと。しかも膨大な情報量は完全に自分のキャパをオーバーしてしまい、なかなかアタマに入ってきませんでした。

なんとか仕事に慣れてきたときには現場が変わってしまってリセットされる。ハードルを乗り切れないまま次のプロジェクトに移行するなど、だんだんとそのサイクルに追いついていけなくなって、次第に仕事が重荷に感じられるようになってしまいました。

頑張っている姿に総務としての活躍を期待

いろんなことにうまく対応ができず、エンジニアとしては会社にいても居心地がよくないと感じることもありました。それでもわからないことを質問すればちゃんと答えてくれるし、周囲の方からのサポートも手厚く、社員としての居場所はあったので、何とか頑張ることができていました。

あれは入社して3年目のことでした。これまでため込んでいたものがついに限界に達してしまい、仕事を辞めることがアタマをよぎるまで重症に。これ以上は続けるのは難しいと上司に相談をしました。

それがちょうど間接部門の世代交代の時期で、ベテラン社員の属人化した業務の引継ぎで、会社が新たに人材の登用を考えているタイミングでした。普段からコツコツ頑張る自分の姿を会社は見てくれていて、経理として活躍してくれることを期待していたと、総務部への転籍を打診されました。

成長過程で実感した大きなヤリガイ

基本的な業務をひと通り教わって業務にも大分慣れてきた頃に、次のステップとして予算や経費、プロジェクトの採算などの管理業務を含め、財務業務にまで携わるようになりました。

これをきっかけに、業務に自分なりの工夫を凝らすことを心掛けようにして、報告の際に資料を作成したところ、上司からは「とても役に立ったよ。次の提案にも期待しているよ」と励ましの言葉をいただきました。

先日も自分が作成した資料が、上層部における意思決定の場面で役に立ち、会社の将来に貢献できたことが実感でき、すごく励みになっています。

経理のスキルとしてはまだまだ発展途上ですが、いま、すごくやりがいを感じているし、何よりも自己肯定感が高くなって、自分自身を受け入れられるようになったことが、素直に一番うれしいですね。

エンジニア経験を活かした視点での経理

現在はプロジェクトの採算を仕込み中で、経理部署で整理化してもっともっと経営の意思決定のお手伝いをしていきたいと考えています。

プロジェクトによって利益の差が生じることがあります。たとえ利益が低い案件でも、参加するエンジニアにとってはスキルアップできるまたとないチャンスになることもあります。

このように自分のエンジニアとしての経験を活かすことで、技術者のこれからの成長やその先に控えるプロジェクトを視野に、いろんな角度から提案することができるはずです。これはキャリアチェンジした自分だけに与えられた特権だと思っています。これからはエンジニアの視点を活かして様々な業務改革に着手していきたいと考えています。

退路を断って恩返ししたい

大学で専攻していた法律の知識を活かしながら、もっともっと経営の専門知識を身につけ、経営課題を解決し会社の成長を支援していきたいと考えています。そのために中小企業診断士を目指し猛勉強中です。

会社からは、資格取得にかかる費用をサポートすると言ってくれましたが、退路を断つ意味からも費用は全額自己負担にしました。この会社の申し出や、総務に抜擢してくれたことに感謝の気持ちを忘れず、自分が活躍することで会社にたくさんの恩返しをしてきたいですね。


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