外資系IBDの組織体制と役職

こんにちは

外資系投資銀行のIBDで働き初め大分時間が経ちましたが、皆さんにその内側をご紹介できればと思います。巷で就活用サイトで外資系金融の中身を開設しているものがありますが、身を置くものからすると大体あってるけど、細かい点がなあ...と正直思うので、内情をそのまま綴れればと。

今回はまず組織体制、役職について。実際にバンカーとして働いている人数は日系に比べ少なく、入社も中途が中心、新卒は非常に狭き門となっているので、実際に内部がどうなっているのか、外からはなかなか見えづらい職場です。

ただ、その組織体制はいたってシンプル。まず役職は5つのみです。上からマネージングディレクター(いわゆるMD)、ディレクター、ヴァイスプレジデント(VP)、アソシエイト、アナリストが基本で、会社によってアソシエイトディレクターやシニアアソシエイト(≒アソシエイト)、エグゼクティブディレクター(=ディレクター)と呼称が変わったり、パートナーと呼ばれる役職があったりする会社もあります。

新卒で入社するとアナリストから始まり、MBA上がりの中途はアソシエイトから、それ以上は基本的に同業他社やファンドからの転職者ばっかりとなります。転職の場合、同業他社で働いていても数年ディスカウントされるケースが多く、どこどこではMDだった方がディレクターとなって入社されるケースもありますし、アソシエイトがアナリストになったり大体役職が下がります。

ここから先は

1,046字

¥ 250

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?