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【中学受験 時事問題】今さら聞けない!「ゼロカーボンシティ」とは?

皆さん、ゼロカーボンシティ宣言について知っていますか?
広島叡智を受験しようとする人は知っているかもしれません。本日は大崎上島が宣言している「ゼロカーボンシティ」について説明します。
結論から申し上げますと「ゼロカーボンシティ宣言」とは「2050年までに二酸化炭素の排出量実質ゼロを目指す」ということです。

先日の記事でも紹介しましたが、”脱炭素””カーボンニュートラル””ゼロカーボン””カーボンリサイクル”という言葉が流行していますね。これは2020年10月の菅総理大臣の所信表明からかなり注目を浴びているということでしたね。全国規模で注目を浴びているので、今年度受験をする人は広島叡智以外の公立中高一貫校を目指す人も是非知っておいてほしい内容です。

全国規模で注目を浴びている証拠として、大崎上島も実施している「ゼロカーボンシティ宣言」はなんと日本の総人口に占める割合は87.5%です。(2021年7月30日時点)これはかなり驚きではないでしょうか。

▽参考:地方公共団体における2050年二酸化炭素排出実質ゼロ表明の状況(環境省)https://www.env.go.jp/policy/zero_carbon_city/01_ponti_210730rev.pdf

ここで皆さんが考えないといけないことは、ありがちな問題かもしれませんが、「自分自身の生活の中で取り組める例は?」ということです。
すぐにいくつか思いつきますか?

さて、ここで自治体の取り組みをピックアップしてみましょう。今回は新進気鋭の公立中高一貫校である広島叡智学園のある大崎上島に注目してみます。大崎上島の「大崎上島町第2次長期総合計画」では新エネルギーに関する取り組みとして以下の4つが掲げられています。
1.再生可能エネルギーの啓発
2.再生可能エネルギーの普及促進
3.新エネルギー開発への協力
4.電気自動車実証実験の推進

▽参考:大崎上島町第2次長期総合計画
https://www.town.osakikamijima.hiroshima.jp/material/files/group/2/choukeizenbun.pdf

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特に大崎上島で特徴的なのが「3.新エネルギー開発への協力」です。(小学生には難しいかもしれませんが、読んでみてくださいね!)
大崎上島では中国電力を筆頭に大崎クールジェンという会社を設立し、新たな火力発電の方式を実証実験しているのです。ホームページ上には以下の通り記載されていますが、最大でなんと90%ものCO2排出量を削減できるとのことです!!!

本事業の成果が実用化されれば、現状の微粉炭火力発電(PCF)に比べ発電システムの効率向上分で、1,500℃級GT適用IGCCではCO2排出量15%、IGFCの場合はCO2排出量30%の削減が期待できます。また、各システムにCO2分離回収設備を適用し全量ガスを処理すればCO2排出量は90%削減が可能となります。

詳しいことを知りたい方は以下のホームページを確認してみてください。

これだけ注目されている”脱炭素””カーボンニュートラル””ゼロカーボン””カーボンリサイクル”について、今年度の公立中高一貫校の入試では問われるのではと注目されています。

まずは身近なところで取り組めることは?という問いに対して答えられるように準備しておいてくださいね!

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