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Global HR NOW! vol.7〜リモートワークとメンタルヘルス〜

なぜ書くか

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本日のテーマ:リモートワークは"働く"を幸せにしたのか?

リモートワークをする従業員のうち、1/3以上が「メンタルヘルスの低下」を感じていることが、米Promoleafの調査で明らかになりました。(アメリカでパンデミック以降、正社員としてフルタイム勤務している1012人へのアンケート結果です。)

ニューノーマルになりつつあるリモートワーク。アフターコロナにおいて、どのような心がけが必要なのでしょうか。

リモートワークには異なるエネルギーが必要だ

COVID-19により、リモートワークが一般的になっています。そして、ほとんどの場合、労働者はそのルールを好意的に受け止めています。

しかし、リモートワークには課題があります。リモートで作業する多くの従業員は、オフィスで働くよりも長時間勤務し、ワークライフバランスがほとんどなく、休憩する時間が少ないと言っています。

また、Promoleafの統計によると、会議と通話の62%は即時でスケジュールされておらず、従業員の半数がSlackまたはチームのメッセージを受信して​​から5分以内に応答します。

「これは別の種類のエネルギーです」とMailchimp(海外のマーケティングプラットフォーム企業)の最高人事責任者兼文化責任者であるRobinWhiteは最近、リモートワーカーが直面している課題についてHREに語りました。

人々はズームコールに多くの時間を費やしています。これは、オフィスにいる場合とは異なるタイプの焦点とエネルギーです。

その結果、Mailchimpはストレスに対処し、労働者の燃え尽き症候群を防ぐために、追加の週の有給休暇、夏の金曜日などを試みてきました。

また、Promoleafの調査では、多くのリモートワーカーが「感謝」を感じていないことがわかりました。アンケート回答者のうち実に「80%」が、経営者がリモートワーカーにより多く支援をすべきと感じています。

具体的には、マネージャーからのフォロー、メンタルヘルスの支援と福利厚生に加えて、調査では、雇用主がインターネットサービスの料金を支払い、快適な椅子やその他の事務用品を提供してくれるかどうかという観点が上がっています。


出典

・Human Resource Exective
・HRE’s number of the day: remote workers’ mental health
・Kathryn Mayer
・2021年7月6日

書いた人

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