
落ちこぼれが30を超えてアメリカに留学して、起業する物語⑦(Who am I)
Leadership Journey in Mongolia
2023年3月3日モンゴルへ。3泊4日を通じて、自らのリーダーシップを探しに行く旅。
わかっているようで全くわかっていない過去の自分自身を、発信しているようで発信していない未来の自分を、素晴らしいコーチ陣と共に汗をかく仲間で考える。
「モンゴル、どんな感じなのよ?」
簡単にモンゴルの中でもどこにいったのか?という点を写真でご紹介。飛行機で成田から4-5時間、気温はマイナス30度にもなるという噂の場所。プログラムの大半は国立公園のゲルで生活をしてまいりました。






「Who am I?(自分の転機と価値観)」
Leadership Journeyのプログラムで、自分という人間はどこから来ているのか、今でも記憶に残っている体験や転機、そして生み出された価値観を言語化していく。何よりも「言葉(ストーリー)を持つ」ことの重要性を感じるセッションだった。自分にとって大切にしたい体験に価値をつけていくようなもので、書いては消して、書いては消して、話して加えて、話して消して、の作業を繰り返していく。

様々な記憶に残っている体験から、改めて重要なものをピックアップしていく。そこから自分の軸として言語化したのはこんなものだった。
Beyond myself(自分に期待し努力し結果を出す・過去に捕らわれない)
Life is short(やりたい事から逃げない・家族/友人を大切に)
Student Always(謙虚に、学び続ける)
Think the global(世界的な視点を持つ)
Set the direction(方向性を示す)
Open mind with Imperfect(どこからでもフィードバックを受ける)
Growth with all(全員で勝つ)
そして岩の上で、語る。(気分は学校へ行こう。)


自らを鼓舞し元気にするストーリー(転機と価値観)を、15人の仲間の前で語りながら、これまでも大事にしていたこと、モンゴルで見つけたもの、これから目指したいもの夫々を、強く、大きな声で語る事によって自分の中に吸収していくような時間だった。
「Beyond myselfで終わるな、大義を示せ。」
このプレゼンテーションが終わった後に頂いたフィードバックが最高だった。コーチの八木G、ひろさんから貰ったフィードバックは、ざっくり要約すると「Beyond myselfで終わるな、もっと大きな大義を示せ。」という事だった。このフィードバックは、ちょうど行きの飛行機で読んでいた「ビジョナリー・カンパニー・ゼロ」の一説と重なることがあったためにグサッと来た。
「あなたの大義は何か。」どんな大義のためなら、犠牲を払い、苦しむ事も厭わないだろうか。自分や周囲を危険な目に合わせるとわかっていても、必要な判断を下せるだろうか。どのような大義なら、あなたの人生に意義を与えてくれるだろうか。それは壮大で耳目を引くような大義の事もあれば、もっと密やかで目立たないものの事もある。重要なのは、自分自身のためでなく、大義のために組織を率いる事だ。
Everyでは「日本のHRをボーダーレスに」とミッションを掲げている。日本という自分が生まれ育った国をより良い国にしていきたい。前例に捕らわれず、習慣に捕らわれず、暗黙の了解に捕らわれず、世界で渡り合える日本人をもっと見てみたい。世界にチャレンジする日本人をもっと見てみたい。が、まだまだBeyond XXXを言葉にするのは時間がかかりそうだ。だからこそ良いし、ストーリーを作り続けていこうと思う。
どんな会社を作っていきたいか(経営観)
そして、各メンバーに対する八木Gからのフィードバックを盗み聞きしながら、3つの軸を持つことが重要である事に気づく。
自分の心が躍るような世界や成し遂げてみたい事である「動機」の判断軸を持ち(大義やパーパスや目的)、
具体的に何をすべきなのかという「行動」の判断軸を持ち(戦略)、
その過程において、良いときも悪いときにも立ち向かうための「判断」の軸を持つ(人生観や経営観や人事感)
特に、経営観は個人の人生観とまた違ったものである。会社という生きものをどのように運営していくか。帰りの飛行機の中で、個人の人生観とはまた違う形で、会社の中でどんなことを価値観として重視していきたいかを改めてリストアップしていく。
正しいことをする
機会はイコールに、評価はフェアに
国籍・年齢・宗教・性別・肌の色、Who cares
強くて良い会社を作る
本質にフォーカスする
未来を見る
60%の完成度、120%のスピードで進む
進みながら可変的に進む
寄り道を愛する
目標は大事、目的はもっと大事
個の強みを活かす
和よりも価値
Win-Winである(全てのステークホールダーと)
誠実である
対等である
努力が報われる世界を作る
Pay for Performance
100%の同意ではなく、100度の情熱
決めたらやり切る
制度/ルールに固執しない
努力に期待し、結果に期待しない
Great Job and Great praise
ケチをつけずに価値をつける
行動する
学び続ける
HowはWhatever、Whyにコミット
Whyをあきらめても、会社をあきらめない
ネガティブを一周させてポジティブに
1度に1本、全力の矢を放つ
これもまた、この中でも特に重要だと思う事やそこまで重要でないかもしれない事がきっとあるだろう。そして、もしかしたらその内のいくつかが文化になり、差別化要因になり、企業としての戦略を支えるものになるかもしれない。が、まずは今現在の自分の経営観を洗い出してみて、1年後や2年後の自分がどう読むか、「ばかだな甘っちょろいぜ」と言われることも見据えて、大切にしよう。
「何もない場所からスタートする」のがリーダー
最後に、八木Gの言葉で思い出した感覚が近いことで頭に入れ続けていきたいと思った言葉を。
マネージャーは目標が与えられるがリーダーは、目標を作る。本当の意味で何もない場所からスタートし、自ら考え、自ら動き、自ら改善し続ける人間こそリーダー。
起業間もない「何を目指すか」に悶々としていた時代を思い出す。2020年4月に立ち上げた会社も気づけばもう3期目が終わる。自分の軸や大義、経営観はまたアップデートしていこうと思う。それが自分なりのBeyond myselfでありStudent Always。
さぁ、残りの1カ月は、オフサイトもあるし、クライアントとの大切なプロジェクトが盛りだくさんだ。まずは全力で頑張ってみよう!

最後まで読んで頂き有り難うございました。
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