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Global HR NOW! vol.3〜Apple従業員が、とある中途社員の入社に"抗議”?〜

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apple従業員は、なぜとある入社者の雇用に抗議したのか

GAFAの一角であるappleでは、つい先日とある入社者の雇用に対し従業員が抗議する出来事が起こり、結果その従業員は解雇されるに至りました。この異例な事態はなぜ引き起こされたのでしょうか。


テクノロジー企業における”男女平等”というテーマ

つい先日、Appleはマーケティング製品の技術者として入社したばかりの従業員を解雇しました。この背景には、2018年に怒ったGoogleウォークアウトとMe Too運動を端に発したテクノロジー企業における男女平等をめぐる問題に紐づいたものです。

その従業員の解雇は、2,000人のApple従業員の署名(請願書)が関わっています。従業員は入社前、自著(シリコンバレー・ベイエリアでのキャリアをまとめた自伝だそうです、ゴールドマンサックス→起業(バイアウト)→Facebook製品マネージャーと、輝かしい経歴。)女性を差別するスタンスの記載があり、その謝罪もない人物を採用することに抗議したものです。

本人は、当時の発言の文脈を鑑みず部分的に引用されたものだ、と述べたそうですが、請願書がAppleの幹部に届いた時点で、Appleは抗議する従業員側の立場で解雇を決定しました。

アップルのスポークスマンは声明のなかで、「アップルでは、​​誰もが尊敬され受け入れられる、包摂的で居心地の良い職場を作るよう常に努力してきました」と述べています。


出典
・VOX
・How angry Apple employees’ petition led to a controversial new hire’s departure
・Shirin Ghaffary
・May 13, 2021, 8:25pm EDT


書いた人

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