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【アンスクーリングに対する11の先入観】

学校に通わないことに対する、世間一般の考え方は先入観に溢れています。知らないことなので仕方がないこともありますが、先入観ですぐに判断してしまうのはもったいないと思うこともあります。なぜなら、自分は持っていない視点から学びや教育を考える機会を失っているからです。どちらがいい悪いという判断ではなく、異なる視点から学んで行こうとする姿勢がアンスクーリングにはあります。それはいずれ、自分の考えを磨いていくことになったり、視野を広げたりするのに役立ちます。

アンスクーリングは、学校を軸とした教育を否定しているのではなく、ゼロベースで教育や学びを見ています。結果として、学校がいい部分もあれば、そうでない部分もあります。アンスクーラーは、教育を考えて結果的に「学校は選択である」という考えを持った人たちが多いです。

もちろんアンスクーリングにも細かいところではいろいろな考え方があります。そして、万能な教育かというと、そもそもそういうものは存在しません。教育を自由に考えた時に、メリット、デメリットを理解しながら、何を選択するのかが大事です。私はアンスクーリングをオススメしているわけではありません。アンスクーリングという思想を通して、教育を自由に問い、学ぶ本人にとってより良い教育が選択できれば良いと思ってご紹介しています。

物事を深く知るためには、先入観の殻を破っていくことが必要になります。したがって、アンスクーリングによくある先入観をご紹介したいと思います。そして、それぞれに対するアンスクーリング的な考えの回答と、その先入観に対する問いを立てましたので、ぜひ考えてみてください。

なお、こちらはシリーズの第7回目です。最初からご覧になりたい方は、以下のリンクからご覧くださいませ。
第1回 なぜ学校でなくてはいけないのだろう
第2回 ホームスクーリングからアンスクーリングへ
第3回 アンスクーリングが注目され始めた理由
第4回 アンスクーリングで気がついた教育5つの思い込み
第5回 教育の思い込みから自由になって変化した学び7つの事例
第6回 アンスクーリング9つのデメリットを考える

先入観1:ずっと家にいる

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