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大学4年間を最高に楽しむ10のコト ⑦〜⑨

続きの、続き。


⑦遅いコミュニケーションを優先する


いつしか「コスパ」「タイパ」を重視する生活をしていた。そのような生活は、限られた時間を生産的に過ごすことが出来る。

しかし、そのような生活における
心の充実度や満足度はそこまで高くない。 

高校三年生の時、
ソーシャルネットワークサービスの繋がりや、ソーシャルメディアから受ける情報の処理を「速いコミュニケーション」と仮定し、

それに対して、
人と人とが対面で対話をすること、
時間をかけて情報を受け取り、処理することを「遅いコミュニケーション」と定め、
その重要性を提唱する論文を書いたことがある。

コロナ禍において、
真偽不明な情報が混在し、
デマや憶測が飛び交い、
何を信じ、何を信じないかを
個人の自由に以前よりも委ねられるようになった。

今では様々な制限が解除され、
国内外行こうと思えばどこまででも行けるようにまでなった。

つまり、対人関係において、速いコミュニケーションを取るか遅いコミュニケーションを取るかさえも、個人の判断に委ねられている。

私はこの二つの選択肢が与えられているのならば、後者を勧めたい。

良い意味でフットワークを軽くすること。
会いたい人に直接会いに行くこと。

いつ会えなくなるかが分からないからこそ、
今、この瞬間に足を運ぶ理由がある。

「コスパ」「タイパ」を重視していては絶対に分からない、遅いコミュニケーションでしか得られない知見や経験、景色がたくさんある。

行きたい場所へ、会いたい人のもとへ、
今のうちに、思い立ったらすぐに行ってみる。

⑧大人と出会い、無知を自覚する


最近、社会における失敗や躓きを経験した時、
「今のうちにこの経験が出来て良かった」と
不幸中の幸いと言えるようなことが多い。

それは、今私の周りには、
きちんと叱ってくれて、
耳を傾けてくれて、
大切に育ててくれる大人がいるからだ。

因みに、「怒る」と「叱る」は違う。

そんな大人たちと私は一緒に働いていて、
すごく恵まれているな、と常々思う。

今働いているアルバイト先では、
いつ何時も最年少で、学生は私しかいない。
だからか、これまで経験してきたアルバイトとは学ぶ内容が少し違う。

私は同世代と働くより、
先に生きている方々と働く方が、
賃金以上に得られる価値があると思っている。
そして、自分にとって、
大人と働く方が何故か居心地がいい。

アルバイト以外でも、
これまで様々な企業や行政が催す
環境活動団体や起業アイデアコンペなどに参加してきた。
そこらでも、今までに出会ったことのない類の大人に出会い、様々な知見を得た。
分からないことははっきりと「分からない」と伝え、
行き詰まったときにはきちんとその内容を伝えた。

すると大人は、
的確にアドバイスや指示を仰いでくれる。
社会人として当たり前と言えるような悩みや苦悩を今、持てていることは、
もしかしたら、この先、
少しは世を渡るのが楽になるのかもしれない。

まだまだ分からないことばかりで、
私は世間知らずだけど、
今、無知の知を自覚しているだけ、
無知の無知よりよっぽど良いかもしれない。

⑨選択肢に迷ったとき


私には以下の二つの選択の基準を定めている。

①それは私が自分自身のことを好きになれるか
②それは両親が悲しまないか

①については、毎日の選択の中で頻繁に行われる。

例えば、
今日の昼食はお弁当を作るか、
コンビニで済ませるか。

楽なのはコンビニで購入することだが、
少しの早起きで、
好きな具材を好きなようにお弁当箱に詰めていく時間を確保することが出来る。

「今日の私、少し偉い」と思う。

些細なことだが、
自分のことを褒めてあげることが出来る。
少しだけ、その選択をした自分を好きになれる気がする。

早起きをするか否か、
読書をするか否か、
執筆をするか否か、

私にとってこれら全ては
したほうが、しないよりも好きになれる。

②においては、多くはないが定期的に基準となっている。

例えば、高校や大学選びにおいては、
こっちを選べば少しは親孝行になるかな、
という思いが少なからず含まれていたように思う。

わがままを聞いてもらった時は、
必ず成果を出すための選択をし、
それなりの努力をしてきた。

そして、生きているという営みについて。

ふと、交友関係や学業とアルバイトの時間の割合、食生活、自分自身の生活を見直した時に、
「今の私を、親が見たらなんて言うかな」と
考えることがある。

実家暮らしと、一人暮らしとでは、
多少自分自身の行動選択が変わってくる。

だから、
正しい道から逸れてしまう時もある。

そんな時に、この基準を思い出して
定期的に自分自身の選択をメンテナンスする。

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