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vol.4 最初に始めたこと ジャーナリング

会社員として10年走り続けていた私は、第一子出産後に自分迷子になった。
自分が何をしたいのかわからないというモヤモヤ状態が続き、蓄積され、どうにかしたいという思いが強くなった頃、ちょうど有難く第二子を授かったので、この産休は『自分に向き合う』をテーマにしよう、と心に決めた。

最初に取り組んだのは、ジャーナリング。「書く瞑想」や「感情日記」とも言われており、やり方はとことん自分の中にあるものを書き出すことだ。

2021年9月の私は、現在自分の頭の中を占めていることをとにかく吐き出してみた。最初の2~3週間ノートに書いたのは、とにかく「人に評価されたい」だった。「自分を受け止め認めてもらうことが、自分の存在意義」で、評価されなければ自分には価値がない、と考えていたようだ。
決定的なのは次の文章で、  
 「結果、ほめてもらったり認めてもらったりしてきたけど・・・
 それって本当に自分がやりたいことだったのかはわからない・・・」
自分迷子である。

またその後には、こう書いている。
 「そもそも評価されるものだと思っている、そこがおかしいのでは?
 自分で自分を評価できていない。
 自分の評価基準や軸はどこへ?」

これが、ジャーナリングを始めたことで得た最初の気づきだった。

その頃、スマホのメモに記録したこともあったが、ノートにペンで書き出す方が、次から次へと自分も気づかなかった自分の声が出てきたのを覚えている。

「素の自分(プライベートの自分)」は人に否定されるに決まっている。
3日坊主とかぐうたらで節制できない等々だけでなく、夫や子どもに対して自分の思い通りに動いてくれないとすぐに沸点があがり大声で怒ってしまう。

多分このあたりが否定したい自分で、『ママの私(素の自分)』と『ママじゃない私(取り繕った自分)』とを自分の中で分離していた所以だったと思う。

当時これを書いていたときは全く自覚がなかったが、9か月後にノートを振り返ったとき、私は初めて、自分を見失って、自分はこんなにも苦しかったのだ、、、と気づいたのだった。


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