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陽気で繊細なハーフ&ハーフ

私は一見すると、明るいと思う。調子がよくて、何も考えてなさそうで、ひょうひょうと生きている。そんな印象を、初対面で与えることが多い。

でも実際は、気にしいで、考え込みがちで、傷つきやすい。学生時代からどんなに楽しい予定があっても、次の日がオフじゃなければ徹夜をしないくらいの真面目さも持ち合わせている。

「見た目と中身が違う」という話でもない


こういう話をすると、「見た目と中身が違うんだね」という話になりがちだけど、そうではない。楽観的な部分と繊細な部分は、どちらも確実に自分のなかにあって、それらは交わり合い、共存しているという方が正しい。

根っから陽キャラでも陰キャラでもない。まさにハーフ&ハーフ。そんな統一感のない性格だから、日常生活は意外と大変だったりする。

飲み会の後、「楽しかった」で終わりたい

たとえば、飲み会。私は人と話すのが好きなので、気軽な飲み会にはわりと参加する。しかも、お酒を飲むと愉快になるため、飲み会の中盤を超えたあたりには、かなり饒舌になっていることも多い。

ベラベラベラベラいろんなことを喋り、お開きになった飲み会の帰り道。少し酔いが覚めてくると、「しまった!喋りすぎた!」「あの話、人によっては失礼かもな…」と、ひとり反省会がはじまる。

そして家に着く頃には、猛烈に自分が嫌になり、自己嫌悪の嵐。シャワーを浴びながら反省して、「次はもっとちゃんとしよう…」と思いながら眠りにつく。

根っから明るくて落ち込まない性格なら、もしくは聞き役に徹する落ち着いた性格なら、「楽しかったな〜!」で寝られるのに。そんなタラレバを思いながら、今日までずっと同じことを繰り返している。

考え込むわりに、最後は直感で決める

私は「後悔したくない」という思いから、どんなことでもかなりの日数悩んでしまう。たとえば先日は、旅行に持って行くヘアオイルを、使い切りタイプを買うか、家で使っているものを持って行くかで2日は悩んだ。

「使い切りタイプを新しく買ってニオイが苦手だったら勿体ないし、でも家にあるのを持って行くのは荷物がかさばるし…。あぁ、もうどうしよう」

そんなふうに思いあぐねているとき、いつも私の前に楽観的な自分が現れる。今回も例によって脳内に舞い降り「そんなに悩むんやったら、売り場に行って決めたらいいやん」と言った。言われた通りに、ドンキホーテに向かう。

目星をつけていた商品の前に、ニオイのサンプルは置かれていなかった。買うか悩んでいると、また楽観的な私が「直感で買っちゃおう」と語りかけてきた。その声に従って結局、色が好みのヘアオイルを買った。

いつもそんな感じ。特に買い物はたくさん悩むくせに、最後は直感で決める。だから、悩んだ苦労が身を結ばず、失敗することもたくさんある。今回買ったヘアオイルは、自分好みだったけれど。

あぁ。私の悩んだ時間はなんだったのだろう。毎回、直感で物事を解決させるたびに思う。何事もはじめから直感で決めれたり、悩み抜いた末にベストな結論を出せる人間だったら、もっと有意義な人生を送れていただろうか。

ずっとおいしく食べられる気がした

そんなこんなで、私の性格にはまるで統一感がない。おかげで、感情も時間も振り回されて、ヘロヘロになってしまい、これまで何度も「こんな自分が嫌だ」と思ってきた。私だってもっとシンプルに生きれるならそうしたい。

でも最近は、そんな自分が「おいしいんじゃないか」と思ってみたりもする。人間、誰しも二面性を持っているというけれど、その象徴みたいな私は、むしろ人間味を帯びすぎていて、いい味がでているのではないか。

ふと自分をピザにたとえてみる。ピザって、美味しいけれど、ずっと同じ味だと飽きてしまうんだよな。違う味が同時に楽しめるハーフ&ハーフの方が、ずっと「おいしいね」って食べられるような気がする。私もハーフ&ハーフだから、もしかしたらずっと人生を楽しめるんじゃないか。

そんなことを思って、ちょっぴり自分のことが微笑ましくなる。悩んでいたことがちょっとだけバカらしくなった。

あぁ、いろいろ考えたら、深夜なのにお腹がすいちゃった。マルゲリータとマヨコーンのハーフ&ハーフ、食べたいなぁ。

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