下剤という精神安定剤
革命的すぎる。
「下剤」
この存在は、インターネットの記事とTwitterの情報で知った。
さすがに、「薬には手を出してはいけない」という漠然とした自分のプライドというか、悪いことをしている気分になるような何かがあって、
今まで気になっていたものの手を出さずにいた、下剤。
軽めのやつから使おう。市販薬だし。経験経験。
飲むからにはちゃんと調べた。
便秘でも無い人が飲むとなると、お腹はとても緩くなるし、痛くなるし、トイレに篭ることになるので日中に用が無い時に使うと良い、との事だった。
早速、翌日に用が無くいつでもトイレに駆け込める日に薬を飲み込んだ。
半日ほど経つと、腹痛がきた。
(うお〜痛い、こんな感じなのか、トイレトイレ。薬ってすごいな。)
何というか、軽く病気になったような感覚だった。
食欲もあまり湧かず、トイレに何回か駆け込む、お腹はめちゃめちゃ痛い。
だがちゃんと、お腹はぺったんこになった。
(昨日たくさん食べたのに、お腹ぺったんこ、、下剤、いいな。)
いつしか、下剤を飲まないと不安になった。
「食べすぎた時だけにしよう」と決めてはいたが、毎日のように(食べすぎた。。)と思い込むため、毎日のように下剤を飲み込んだ。
下剤を飲むといくら食べすぎた日でも、飲むだけで安心した。
「下剤飲んだからまだ大丈夫か」こんな風に。(実際は下剤を飲むから痩せる、吸収せずに出るなんて事は全く、一切ない。)
翌日に学校があろうと下剤を飲んだし、まさに精神安定剤だった。
しかし使うにつれ、下剤の効果もだんだん薄くなってくる。
切れたら買わなくてはならない。
高校生でアルバイトも週に3日の3時間程度、大した稼ぎはないし、欲しいものを買うと下剤を買う余裕もなくなる。
私は別の方法を考えた。
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