サービスマーケティング コンサル会社のプロジェクト・ファイルから学ぶ
①どんな本か
「サービス」について総論から各論まで事例を用いて解説された本
②なぜこの本を読んだか
・SNSで紹介されており、実際本屋で手に取ってみると面白そうだったから
③どんな方にオススメか
・マーケターの方
・経営コンサルタントの方(≠財務コンサル)
・サービス業にお勤めの方
④感想
前半はサービス業へシフトしていく背景やサービス業の特徴など総論について、後半では従業員のモチベーションやサービスの工業化、苦情対応などの各論について解説されています。総論部分は多くのマーケティング本に載っている内容であり新鮮味はあまりありませんでした。各論部分に関しては具体的な事例を交えた本は読んだことがなく、大変勉強になるとともにサービスに特化していて純粋に面白かったです。表面的な対応ではなく、マーケティングの観点からの考え方、それを踏まえた対応解説という構成です。各章は「事例に対する提案をし解決した」形で締めくくられるのですが、具体的にどんな提案をしたのか記載して欲しかったなぁと感じました(自分で考えなさいという意図かとは思いますが)。
本書に財務の話はなく、あくまでサービスコンサルティングの本です。そのためサービス業にお勤めの方やマーケターの方にも読みやすいと思います。士業というサービス業の自分にとって特に勉強になった点は、サービスには「コアサービス」と「サブサービス」があり、後者を充実させることで差別化に繋がるということでした。
⑤本書を参考に今後行うこと
・士業サービスにおけるサブサービスを考える
・事例と似たような事案に遭遇したときは本書を参考にする
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?