わかりやすい=情報をどう変えること?

例えば、言葉で何かを伝える時に、「わかりやすい」と言う表現で表される内容で、どんなものを思い浮かべるでしょうか?

パッと浮かぶイメージで言えば、難しいもの、複雑なものを、自分にとって理解しやすく伝えて貰った時に、「わかりやすい」と感じます。


その「わかりやすい」は、具体的にどのような情報の変え方でしょうか?

例えば「情報を損なわずに整理する」であれば、「人に伝えやすい形に情報を変えてくれた」と言う事で、何の問題も無いと感じます。

また、何かの話題に沿ったコミュニケーションだったりするなら、「目的に合わない情報を削る」なども、マイナスの無いプラスの「わかりやすい」なのだと感じます。


しかし、それ以外のマイナス面のある「わかりやすい」も存在します

例えば、必要な詳細も省いて大体の印象で情報を伝える=情報の解像度を下げること
例えば、受け取りやすい内容の中に、本当も嘘も交えた情報を伝える=正確性を失うこと
例えば、目的に合った情報も削ってしまう=情報量を低くすること

こうした「わかりやすい」の場合は、単に自分にとって難解なものから分かったような気持ちになるのでプラスに感じますが、無視できないマイナス面が存在するかもしれない、と言う注意が必要だと感じます。


「わかりやすい」=「良いこと」と言う式が成り立つのは、その分かりやすさが、最初に挙げたようなプラス面を保ちつつ、マイナス面が許容範囲内の収まる場合だと考えます。

だからもし、必要な情報自体が自分にとって多かったり、わかる必要のある内容が一定以上の難解さの場合、情報が一定以上「わかりやすい」形にならなかったとしても、そのままの形で真っ向から臨むのが大切なのだと感じます。

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