本気で逆走する力

「やらなければいけない」と思っていることがあったとして、でも、それをやるのが気が進まずに、ついつい現実逃避してしまう事があると思います。

掃除しなければならないのにSNSを見続けてしまうようなものから、将来に不安があるのに目を背けて趣味に没頭してしまうようものまで、色々なパターンがあると感じます。


そのような場合、「やらなければいけない」と思っていることをやっていない、と言う事実から、逃避先の行動を全否定してしまうかもしれません。

しかし、その逃避行動は全否定されるようなものなのでしょうか?


向き合いたくない現実が大きければ大きいほど、そこからの現実逃避を正当化するためにも、逃避の行動も全力になるとします。

その現実から逃避して全力で逆走する時のエネルギーの大きさ、何としても逃げるための挑戦、逃避を成功させるために得ようとする本気の感動、その過程で得られる人間関係。
これらは、最初の動機に関係無く価値のあるものに成り得ますし、全力で走り切ったことで身に付く力は、新しい道を開くことに繋がるかもしれません


むしろ、一般常識や固定観念で「やらなければいけない」と思っていた事自体が、そうではなかった事を証明するところまで辿り着く人もいるでしょう。

大事なのは全力で走ることで得られる成長や、開かれる可能性なのではないか、と感じます。

その意味で、本気で逆走して逃避することは、本気で真っ直ぐに挑戦すること、方向は違くとも、絶対値としては同じ価値を持つのではないかと考えます。

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