不正確を理解してポジティヴに

ポジティヴな言い回しをすることの良さと、その不正確さを意識することについて。

物事を考える時には、ネガティヴな言い回しをする事も、ポジティヴな言い回しをする事もできます。
例えば、次の日の朝の予定に間に合うために、早起きする必要がある場合とします。

ネガティヴな例だと「早起きしないと予定に間に合わない」という言い回しが出来ます。
しかし、これだと自分の緊張感を持たせたり、決心するような効果はあるかもしれませんが、反面、「〇〇しないとダメ」という減点法的な言い回しなので、気分が滅入ったり、前向きなやる気が出にくいかもしれません

これをポジティヴな言い回しに変えるとどうなるでしょうか?
例えば、「早起きすれば予定に間に合う」に変えることが出来ます。
これだと、指示のような規律の印象は減るかもしれませんが、成功した時のイメージの方が先行するのでプラスの印象になりますし、前向きなやる気が出やすいかもしれません。


この例から考えると、ポジティヴな言い回しが性格に合う人は、すべてこのように言い換えれば良い用に思えます。
実際、自分はそのように言い換えて考え、前向きなイメージで自然に力を生み出して上手く行っています。

しかしそこには、ひとつ注意点があります。
ネガティヴからポジティヴへの言い替えは、厳密に言えば不正確だと言う事です。

例えば、「早起きすれば予定に間に合う」は、厳密には、早起き以外にも失敗の要因があれば、そこも上手くクリアできなければ予定に間に合いません
クリアすべき要素は、例えば「忘れ物を取りに家に戻ることが無い」だったり、「予定の集合場所を勘違いしない」だったりするでしょう。


それでも、そのように毎回「〇〇でなければ失敗する」と考えて行動するよりも、「〇〇出来たら成功する」と言う言い回しの方がメリットが大きいなら、ポジティヴに言い替えるのが良いと思います。

両方をフォローした方法論としては、
・頭の中では「それだけで上手くいくわけではない、他にも色々必要なことがあるかもしれない」と言うことを理解しておく
・自分の気持ちを良い方向に持っていくためにポジティヴな言い回しを利用する

の両立が良いバランスなのだと考えています。

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