夢中のシールド
何かに没入したり夢中になる事の幸せは絶対的なものですが、その良い要素には色々な面があると考えます。
そのひとつは、夢中になって没入した時間が過ぎた後も、その感覚が残ることで、不安や心配なことに向き合う時のシールドになってくれることだと感じます。
「好きな事に囲まれて、安心して幸せを受け取った時間」の余韻の記憶は、例え無意識にであっても、心に蓄積されていきます。
例えば、苦手な事や未知の失敗の可能性があることなどに挑戦するとしましょう。
その時に、何かに没入して充実した時間を過ごした記憶の余韻が貯まっていれば、それが自信の源になって、挑戦することの「成否の可能性とは無関係に」、何とか乗り切れるはず、と言う感覚をもたらしてくれます。
この「成否の可能性とは無関係に」と言うことがとても大事で、データや予測を元に理屈で不安に対策するのではなく、「何とかなる」と無条件に実感して「不安に怯えずに未来に向かって生きられる」と言う状態を指します。
この安心や自信が、ひとつの「自己肯定感」なのだと考えます。
夢中になって没入できるくらい自分の無意識の本心に沿った時間を過ごせたのなら、その蓄積は必ず自分を大切にしていると言う実感を生み、自己の肯定に繋がっていくのでしょう。
自分の本心を押し殺して我慢しながら挑戦するのではなく、自分の本心を尊重して、実感としての安心と自信を元に挑戦していく形。
その心の基礎になるのが「夢中」なのだと考えます。
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