読書は思考の筋トレ

読書をすることで得られることは色々あります。
物語から感動を得たり、知らない知識を学んだり、他者とコミュニケーションするきっかけになったり。

挙げればキリが無いのですが、今回の話題では成長に絞って書きます。


読書することで自分自身が成長する、と言った場合、思い浮かぶことは何でしょうか?

先にも挙げたように、知らない知識を学ぶこと。
他には、物事に対する考え方自体を深めること。
また、まとまった内容を多くの分量読むことで、スパンの長い思考を得る事。

いくつも挙がりますが、どれも読書することによって、そこに書かれたことを吸収することによる成長です。


しかし、それとは別で「本を読むことそのもので得られる、知識や考え方の吸収では無い成長」を実感することがあります

数か月前、読書をほとんどしない期間と、そこから再度本を読むようになった期間を経験したのですが、そこで「思考の基礎体力」が失われて、また取り戻す経験をしました。

読書している期間は、思考速度も速く、物事が次々と発想でき、考えを口にしたり新しいこと考えるのもハードルが低くなります。
つまり、何かを考えたり、物事を受け取ったり、咀嚼して意見を出したり、新しいことに取り組むことの負担が小さく感じます。(ほとんど無いに等しい)


身体を鍛えることに例えれば、短距離走のタイムを縮めたり、サッカーの大会で優勝したり、ボクシングの試合で勝ったりと言うような、明確な目的の達成は、書かれたことを吸収することに当たります。

それ以前の、基礎体力作りや、疲れにくい身体作りなどに当たるのが、今回書いてきた「思考の基礎体力」作りだと考えます


文字によって思考を動かし続けるのが普通の状態になるようにしていれば、その状況を続けることに苦痛や疲れが無くなります。
その状態を維持し続けることは、基礎体力作りの筋トレのようだと感じます。

一度、それを失ってから、取り戻す経験をして、その差を明確に実感したので、これからもそこから得られる直接的な成長の有無に関わらず、読書し続けようと思います。

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