「本のガチャ×手紙」で気づいた、運任せの良さ
本と電子書籍のハイブリッド型総合書店 hontoさんで、このような商品が販売されている。
メールで知って、欲しい!母へあげてみたい!と、2つ購入した(違うテーマのものを1つずつ)。
想像以上に楽しませていただいているので、レポをしようと思う。
※掲載可能範囲は、hontoさんへ確認済み
購入した背景
長さはともかく、母と私は何かと誰かへ手紙を書く方だ。ただし、使っているのはボールペン。
また、私は幼少期から文房具が好きだったが、万年筆は買ったことがなかった。なんとなくの憧れはあったけれど。
さらに、元から「檸檬書店」シリーズにも惹かれていた。とはいえ、どれも可愛くてあれもこれもとなりそうで、敢えて自分で選んでは買わないことにしていた。
そんななかで見つけたこの企画。
お恥ずかしながら、どちらかというと
ランダムの良さにのっかって、万年筆と檸檬書店の便箋を使ってみたい!
という欲求から出発し
・母へのクリスマスプレゼントに入れよう!他が合わなくとも便箋なら使うだろう!
・テーマも良さそうだし、自分では手に取らなさそうな本に出逢えるだろう!
と、(少々強引に)買う理由を後付けにしたところがあった。
セット内容(写真等)
実物は、このような感じだ。
ちなみに、文庫本は森沢明夫さんの「水曜日の手紙」だった。
ほどよいランダム加減
一定範囲内での開けてからのお楽しみ!ゆえの、私が恩恵を受けているポイントは以下の通り。
1.ネット書店ならではの巡り逢い
リアル店舗でたまたま現物が目に留まる、とは異なった出逢いがある。
「本のガチャ×手紙」の購入時、こちらが選ぶのは文庫本のテーマと価格のみで、後はhontoさん任せ。
ズバリの指名買いではないため、選んでから届くまでが一層待ち遠しくなる。
先述したが、文庫本については、読書の幅を広げてくれる可能性が非常に高い。膨大な数の中から選ばれるため、自分が持っている本とかぶる確率は低い。
また、文庫本以外のセット品も、自分の気になっているもので、どうしても嫌な色やデザインというのがなければ問題ない。
仮に、同じように中身のわからないセットが店頭に置かれていたとする。その場合でも、セットを手に取るという自分の行動が介在する。
ゆえに、ネット書店の方が偶然感(?)が増す。
2.悩まなくて済む手軽さ
試してみたいけど、そもそも何から始めればいい?
時間をかけて選んでも合わなかったら…。
1つに決められなくてキリがないし…。
優柔不断な私は、こうして最初の一歩を踏み出せずにいがちだ。
そうした躊躇いを、このセット内容は取り払ってくれている。
hontoさんのお考えとはズレているかもしれないが、私の場合は
万年筆使ってみたいけどな〜
「檸檬書店」シリーズ気になるけどな〜
…
手紙、書くよね私。
初心者向けって、こういうのなんだ。
手が出せなかったんだよね〜。
色とかデザインも決めてもらえる!
テーマに沿って選ばれる本って気になる!
といった具合だった。
3.(親しい人への)贈り物へのしやすさ
何かプレゼントをしたいけど、これをあげたい!というものが見つからないとき。
セットの中身のどれかは絶対使ってくれそうということであれば、気兼ねなく渡せる。
楽しめそうなものが入っているけど、テーマと価格を選んだだけなんだよね〜と。
贈りたいという気持ちは十分伝えられる一方で、わざわざ感をさほど感じさせずに受け取ってもらえる。
相手の元にどんなものが届いたのか聞けると楽しいし、仮に性に合わなかったとしても仕方ないよねと双方が思える。
なお、誰かへ贈る場合は、ラッピング袋の裏を確かめてからの方がよい。
ギフトラッピングをした場合はわからないが、せずに買ったものは識別のためにテーマと価格のシールが貼られているからだ。
おわりに
普段何かを送るときと同様、母へのクリスマスプレゼントには手紙を同封した。
もちろん、自分用の本のガチャに入っていたそえぶみ箋に、同じく入っていた万年筆で書いた。
今のところは、お、万年筆ってこんな感じなんだ!と、どこか実験をしているようなかんかで使っている。
プレゼントが届いて即、母から写真付きで連絡があった。他のものと同梱したが、「本のガチャ×手紙」も喜んでくれたようだ。
自分用も贈り物も、ときには運任せにするのも楽しいなと思えた商品だった。
まだ肝心の文庫本は読めていないが、あらすじからするに今の私になかなか合いそうだ。
hontoさんには別途お伝えしたが、改めて。
ついレポをしたくなるような、楽しさのいっぱい詰まった商品を作ってくださり、本当にありがとうございました!