頭のいい人はいいよね、って諦めないで

「頭のいい人はいいよね」「あなたみたいに賢かったら苦労しないのに」と言う人がいます。何度かそう言われたことがありますが、その時にいつも思うのは、「それって、諦めてません?」ということです。

そう言ってしまうと、「あなたには私の気持ちが分からない」と言われてしまって、結局その先には進まないのですが。

決して私は上から目線で言いたいわけではなく、

ある程度はやればできることですよ?

と言いたいんですよね。なかなか素直に受け入れてもらえないのがもどかしいですが。もちろん極端な天才や何らかの障害があって、どうしてもできないという場合はありますが、ほとんどのケースでは、あの人のようにはできない、と諦めてしまっているケースが多いです。

例えば、大学入試で東大に合格することは非常に難しいと思われてますが、自動車免許の取得は多くの人が可能です。それって、程度の差があるだけで、基本的には大差ないと私は思っています。

学校の勉強ができないのに、テニスとかスポーツは万能の人がいます。頭がいいことと運動神経とは違うとよく言われたりしますが、そもそも「運動神経」って何でしょうか?そんな神経があるわけではなく、運動も脳が制御しているわけです。

テニスの例で考えると、相手が打ってきた球の軌道を瞬時に予測し、地面との接地点を計算しつつ、その間に自分の体を動かして、ボールが落ちる先に走り、ラケットを後ろに引いて、飛んでくるボールのタイミングに合わせてラケットを打ち抜く。

これって、「運動神経」という一言で表現していますが、数式で言えば、ものすごい量の計算を瞬時にやってるということになりますよね?はっきりいえば、東大の数学の問題よりも難しいと思います。

どんな難しい入試の問題も、ノーベル賞の新しい発見でない限り、すべて、過去の入試問題や何かしらの問題を応用したパターンでしかありません。つまりは前例のあることを表現を変えて出題されているだけなのです。

ですから、運転免許証の試験問題とレベルの差があれど、結局はパターンを覚えるという意味では同じだということです。

頭のいい人というのは、そういう問題とかの解き方、勉強のやり方というか、試験の仕組みというものを人よりも早く気がついて、要領よく記憶してきただけ、ということになりますね。

逆に質問ですが、あなたは世界中の言語の中でも学習するのが結構難しいとされている「日本語」を読み書きできて、話せますよね?

それって、頭がいいから、でしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございます!