見出し画像

"子どもだから"理解できない?

とあるCMのワンシーンが
ものすごく共感するものだった。

大学受験を控える高校3年生の女の子が
お父さんと一緒に参考書を見に行っているシーン。

どの参考書が良いかも分からず、
時間をかけて迷っている。

「そろそろ決めてほしい、何が良いんだ」
と催促されると

「わかんないよ。」と投げ捨てたような言葉で
会話をする。

そんな様子を見たお父さんは
「やる気がないのか」と言っていた。

そして、女の子の心の声。
これがなぜかグッとくるものだった。

「本気だから悩んでるのに」


本来は塾のCMだったが、
なぜかその親子の会話がとても印象に残った。


人間は、歳を重ねるにつれて
子供の頃にされて嫌だったことを忘れ、
それを平気で自分の子供に行ってしまうことがよくある。

"まだ子どもだから理解できない" と
大人の勝手な都合に合わせられている。

親のケンカや離婚話を子供の前で平気でする人がいるが、子供だって内容や空気を読める。

" 子どもだから " と言われて嫌だったのは
今、大人になった人も同じだったはずなのに。
(参考元 : 『ミステリと言う勿れ』漫画)


なんでもかんでも、決めつけるのは良くない。
子どもはいつの間にか成長するものだ。

親が知らないところで、
色んな人と関わって、親とは違う経験をして、
様々な感情に出会い、成長している。

歳を重ねれば重ねるほど、
成長する姿は見えにくいものだ。

たかが親子、されど親子。

血が繋がっているが、
同じ環境で過ごす時間が長かった。ただそれだけだ。

仲が良い親子もいれば、仲が悪い親子もいる。

はたまた仲はそこまで悪くはないけれど、
本音は言わないという人もいる。私のように。

色んな形があるのは当然だ。

ただ、「子どもだから」という勝手な理由で
扱わないでほしい。それだけだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?