-ひとつの挑戦を終えて- ミスiD2021

今のそのままの気持ちをしっかりとここに書きとめて、ひとつの区点を打ちたいと思います。

ミスiD2021で出会えたすべての方と、挑戦し続けた自分への敬意をこめて。

あぁ、なんだか、本当に たのしかった。

たのしかったな。

こわくてたまらなかったのも、
だれかに言うたび どうしようもなくドキドキしたのも、
評価を気にして焦ってしまったのも、
わからないなりに それでもここまで進んで来られたことも。

全部ぜんぶ、自分の勇気と、その勇気を受けとめてくれる誰か 背中を押してくれる誰か がいなければ、できなかったこと。

そう思うと、うまく表せないけれど、
愛 とにかく愛で
心がめいっぱいにぽかぽかしてくる。

受け取ってくれて、言葉をくれて。

大げさでなく、これから進んでいく上での心の支え 宝ものです。

本当にありがとうございます。

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結果が出て、自分のなかに出てきた感情は、

ショックとか 悲しさとも 少し違う（もちろんそれも混じっていたけど）、

「えーっと…これからどうしたらいいんだっけ」というような、

脳一時停止、みたいな感じで

とにかくお風呂に向かい、自分の心をじっくり見ることにした。

そうすると、自分のなかに、

この挑戦の結果に委ねる思い

＝

『ここでなにかを残せたらなりたい未来が近づく

逆に、結果を残せなければ また元どおりだ』

そんな焦りが、どこかにずっとあったことに、気づいた。

ここで劇的になにかを変えなければ。
最後のチャンスだ、と。

ーでも、ほんとにそうかな？

   ここでおわり、なのかな？

ー

ー

ーいや、ちがう。

    ちがう。

『「ここから」なんだ。』

わたしはここまで、引っ張りあげてもらった。

あとは、自分の足で歩いていく。きっとそういうことだ。

ぬるくなった湯船のなかで、そう、思った。

ちっぽけな、うすっぺらな自分のエゴはもう、

2020年11月 ここに全部、流してさよならしよう。

きっともっとシンプルでいい。

わたしは、わたしが本当にやりたいことを、もう一度考えてみた。

わたしにとって大切な一人ひとりが、

「本当は、何を大切に どう生きていきたいのか」

それを見つけ、そう願うままに、日々心ゆたかに笑顔でいられるよう

そのきっかけを、つくりたい。

だから、シンプルに、

『それに沿うことを、一つずつ目の前のことから誠実にやる』

『そして、それに反することはやらない』

基準は“それだけ”にしていたら、とっても心地良いし、

“それだけ”を心にいつも指針として置いておくと、道の途中で一つずつ、自然と夢が叶っていくのだと思う。

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思い描くとおりに道を進めたことなんてないけど、

それでも希望を持つことをやめられないのは、

思いがけない道のほうにこそ、新しい光があると知っているからだ。試練はいつも、ギフトなんだ。

あぁ、まだまだほんのスタート地点なんだな

雨降りみち 真っただ中だな、と思うと、

なぜだかすごく、愉快というか、

「もう、人生ってば、わたしのこと どこまでも振り回してくれるよね  にくめないなあ」

そんな気持ちになれた。

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ここに来てようやく、本当の意味で腑に落ちたことがある。

それは

『「たった一人」からはじめる』ということの、真意。

どうしたら多くの人に届けられるだろうとばかり考えていたけど、
多くの人に届いてこそ意味があると思っていたけど、

なによりも「たった一人」から、
今ある大切な一つひとつのつながりから、

幸せのはじまりは そこからしか生まれないんだ。

本当に大切なものとは、
遠くはなれたどこかではなく、
もうここに、心の一番近くにあるんだ。

だから、

まだ交わったこともない架空の“だれか”ではなく、

今日までに巡り会えたこの人

明日から巡り会うあの人

その人たちから、はじめよう。

この気づきは、自分にとってはとても尊いものだと思う。

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自分の“大切”を大切にしたいという気持ちはずっと変わらずあって

それを突き詰めていくと 価値観はしなやかに変わっていく。

「大切」だけを忘れずに魂において、

“憧れ”と“知恵”を機動力にしたら、

どこまでも好きなところに行けそうだ。

今あるものから、一つずつ、わたしらしく。

自分のその時々で感じたことを決して否定せず、恥じず、心の声のほうをいつも大切に進んでいきたいと、改めて誓う。

いつ何時もあわてずに、日々種まきをしながら

会いたい人に 一番いいタイミングで会える日まで 

自分を磨きつづけよう。

また、ここからです。

ここから、あたらしい、軽やかなわたし。

もう、歩き始めています。

あなたの心の ちいさくもたしかなきっかけになれる日を、目指して。

本当に、いつも、ありがとうございます。

これからもどうか、
よろしくお願いいたします。❁

2020.11.22

ミスiD2021 セミファイナリスト
詩風 藍子