【短歌一首】 見慣れたる家に見知らぬ顔増して修繕工事は異形招くや
台所が老朽化し、この冬はトラブル連発。
水回り、ガス系統、電気系統も根本から修繕が必要になった。
台所本体は解体、台所周りにあった冷蔵庫や電子レンジやキッチン用品なども修繕工事のために、大移動。狭い家の中は移動したものが散乱中。
一日中解体業者や大工さんのドリルやノコギリやハンマーの音が響く。工事はビニールシートで覆われ異次元空間となる。見慣れたはずの家の中が全く別の空間に見え、見知らぬ光景は増え、移動した物も見慣れぬ顔に変わる。もしかして今、うちは人界魔境。
台所が使えないとなかなか不便。食事作りもキッチン用具の洗浄もできず、毎日の食事はとても簡便に済ます。
作業時の風通しのために穴が開けられているが、魔物の口? バックライトは一つ目。
冷蔵庫は居間の隅に移され、唐突感、違和感あり。普段あまり冷蔵庫を全体で見ることはなかったけら、なにか顔のある別のものに見えてくる。
唐突な場所移動で、冷蔵庫は笑っているのか、怒っているのか、それとも悲しんでいるのか。
片目のような部分には、いつもと全く違う風景が映り込む。(棚のCD)。そもそもどこが口なのだろう。
修繕工事にも、新たな発見あり。
猫間英介
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