【短歌一首】 桜木よ焦るな花は卒業でなく入学を彩るものぞ
短歌は季節セラピー&コーピング。
今年2月頃のテレビで見た桜の開花予想では、東京の開花は3月15日頃で、満開は3月28日頃と言っていた。その後、天候は2月というのに22℃を超えて極端に暑くなったり、その直後には一気に冷え込んで雪が降ったりした。3月に入っても底冷えの暴風雨や春嵐があり、桜の開花は大幅に遅れている。
しかし、何十年も前の自分が子供の頃は、桜は4月の学校の入学式のときに咲いていた。それがだんだんと開花が早まり、今では卒業式の頃に満開に近いこともある。温暖化の影響か。
いつも定点観測している桜の木にも、昨日(3月30日)午前の時点ではようやくつぼみが膨らみ始めただけ。
少し近くから眺めてみると、枝の一つ一つでつぼみがかなり大きく膨らんできているのが分かる。
さらに近くで観察すると、つぼみが至る所で密集している。開花まであと一息。
この定点観測している桜は、例年の3月30日頃にはかなり開花が進んでいる。今年はそれにしても開花が遅い。
昨日(3月30日)は桜の名所である目黒川の川沿いを散歩散策した。
こちらもつぼみはたくさんついているが、まだ桜の花はほとんど見えない。
目黒川ではすでに先週末から桜まつりが開催されており、提灯もたくさん掲げられている。
満開のときには、目黒川の桜は花の群れが対岸とつながるように咲きみだれ、川を覆うアーチのようになる。(最近、目黒川沿いの桜木に少し剪定が入り、枝が短く切られたとのこと。)
桜の花はまだほとんど見られなくても、川沿いでの店は桜まつりでいろいろなサービスを提供している。 露店も出て昼間からビールやおつまみの販売をしている。 人出も時間とともにどんどん増えている。(花があってもなくても、飲みたい人には楽しいイベントなのだろう。)
それにしても、人間が桜の開花状況に一喜一憂し、開花が遅れると落胆したりするのも、桜にとってはいい迷惑だろう。
今年の天候の激変で一番困っていたのは桜自身。焦らず、じっくり、ゆっくりと咲いてほしい。もともと入学式の頃に満開だったのだから。(って、これも人間の勝手な想い。)
猫間英介
今年は桜の開花状況について、何回も歌を詠んでいる。
それだけ天候の激変や、寒暖差の激しさが多かったということかな。
【2月22日】
【2月20日】
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